モスクワの国家防衛管理センターで実験の模様を見守るロシア高官たち Sputnik/Mikhail Klimentyev/ REUTERS <ロシアが「どんなミサイル防衛システムもかいくぐる」ミサイル「アバンガルド」の発射実験に成功、アメリカとの軍事バランスを変える可能性も> ロシアは音速の20倍のスピードで飛行すると言われる最新鋭ミサイルの発射実験に成功したと発表した。核弾頭も搭載できる。 ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は12月26日、首都モスクワの国防省内にある国家防衛管理センター(写真)を訪れ、セルゲイ・ショイグ国防相や軍高官らと共に、極超音速ミサイル「アバンガルド」の発射実験の模様を見守った。ロシア国防省の発表によれば、アバンガルドは南部オレンブルク州のドムバロフスキー基地から約6000キロ離れた極東カムチャッカ半島のクラ演習場に向けて発射され、「垂直・水平方向の誘導制御により