2019年4月18日:追記 記事中「オルバースのパラドックス」の解説について、記述に誤りがあると読者からご指摘いただいたため、津村耕司氏(東京都市大学天文学研究室准教授)のご協力のもと、本文を修正いたしました。 現代において「宇宙」といえば、100人中99人は これをイメージすると思う。漆黒の空間に星の光が散らばっているこれ。 ところが、宇宙のことがそれほど分かっていなかった昔、ある人は「宇宙が暗いのはおかしい」と疑問を抱いたという。 現代ならそんなことを言った方がおかしいと思われそうだが、説明を聞くと本当におかしい気もしてくる。そんな「オルバースのパラドックス」について考えてみよう。 オルバースのパラドックスとは パラドックスの内容は、 宇宙が無限に広がっていて 恒星が均等に散らばっている ならば、宇宙は明るいはず というもの。 なかなかピンとは来ないが、地球は無限の宇宙空間に取り囲まれ
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