新党「希望の党」代表の小池百合子東京都知事は29日の記者会見で、希望の党からの出馬を望む民進党の立候補予定者の絞り込みについて、「リベラル派を『大量虐殺』するのか」と問われ、「(リベラル派が)排除されないということはない。排除する」と言い切った。その上で、小池氏は「安全保障、憲法観といった根幹部分で一致していることが、政党構成員としての必要最低限」と重ねて強調した。
「ネット記事で一番数字を持っている」書き手の1人とされているのが、ライターのヨッピーさん(36)だ。体を張った企画記事から、ゆるめの記事、社会派記事まで幅広く手がけており、愛読者も多い。そんなヨッピーさんが初めての著書「明日クビになっても大丈夫!」(幻冬舎、1400円+税)を出版した。主に若いサラリーマンに向けた提言書。「カネの匂いがする人はなるべく敬遠する」「とりあえず水風呂に入ろう」-と、普通のビジネス書ならお目にはかかれない、独特の助言が満載だ。ヨッピーさんに話を聞いた。 千葉市長とゲーム対決 「ツタンカーメン展」に行列あれば、ツタンカーメンのコスプレで出かけてテレビに映る。自転車ゲームアプリの企画記事を書くため、なぜか三輪車で都内一周を試みる。人気ゲームアプリ「シムシティ」紹介のため、熊谷俊人・千葉市長とゲーム対決する…。ヨッピーさんが書いてきた記事の一例だ。 読む側がツッコミを入
日本史の2大売れ筋ジャンルといえば、戦国時代と幕末。そんな出版界の常識に、最近異変が生じている。従来それほど人気があるとはいえなかった室町時代を扱った硬派の歴史書が、相次いでベストセラーとなっているのだ。その背景は-。(磨井慎吾) ◇ 「もともと、2万〜3万部も売れればいい方かなと思っていた。こんなに売れたのは完全に想定外」 そう語るのは、昨年10月に刊行された『応仁の乱』(中公新書)の著者で国際日本文化研究センター助教の呉座勇一さん(37)。室町後期に発生し、名のみ高いが実態はあまり知られていない大乱を畿内中心に描いた同書は、8月末に41万部に達した。 中公新書は特に歴史ジャンルの充実で知られるが、その歴史物の中でも昭和59年刊の『元禄御畳(おたたみ)奉行の日記』(神坂次郎著、41万8千部)に迫る歴代2位の部数になるという。 呉座さんは大ヒットの背景について「分からないというのが正直なと
TBS(東京放送)の報道が偏向しているとして、9日、東京都港区赤坂のTBS本社付近で「TBS偏向報道糾弾大会・デモ」と題して約500人が抗議デモを行った。 「TBS偏向報道糾弾大会実行委員会」が主催した。千代田区永田町の星陵会館前を出発した一行は「国民をだますな」「偏向報道・歪曲報道・印象操作」「TBS=放送法違反」などと書かれたプラカードや日章旗を手に行進。「TBSの偏向報道を許さないぞ!」「TBSの印象操作を許さないぞ!」などとシュプレヒコールを上げた。 同実行委は、TBSの偏向報道の一例として、加計学園問題をめぐり、安倍晋三首相に「行政を歪められた」と主張した前川喜平前文科事務次官の発言を大々的に取り上げながら、疑惑を否定した加戸守行前愛媛県知事や原英史・国家戦略特区ワーキンググループ委員らの発言はほとんど取り上げなかったことなどを指摘している。「TBSの報道は放送法4条に違反してお
深夜から未明にかけ、仮眠などのため路上駐車するトラックやトレーラーが増えているとして、大阪府警鶴見署などは30日早朝、大阪市鶴見区緑地公園の市道都島茨田(まった)線(花博通)で、違法駐車の一斉取り締まりを行った。同線では歩道寄りの1車線に数十台が列を連ねることも珍しくなく、府警は「常態化する違法駐車を一掃したい」としている。 道路交通法では、運転手が車内にいたとしても、仮眠や荷物の積み降ろしなどの理由で駐車禁止区域に継続的に駐車していた場合は違法駐車となる。 同署によると、現場の市道では数年前から路上駐車が増加。最近では40〜50台が約1キロにわたって並ぶこともあり、多くの運転手は荷物の搬送先などの始業を待つ間、窓のカーテンを閉めて仮眠しているという。府警はこれまで何度も警告を続けてきたが、改善がみられないため一斉取り締まりに踏み切った。 この日午前5時45分から行われた取り締まりでは、路
全米の女子高校生が知性や才能、リーダーシップなどを競う大学奨学金コンクール「米国の傑出した若い女性」の最終選考が1日、南部アラバマ州モービル市で行われ、首都ワシントン代表として出場した日本人のスカイ・ボークさん(18)が優勝した。ボークさんには奨学金3万5千ドル(約393万円)が贈られた。 今年で60周年を迎え、米国の「最優秀女子高生」を選ぶ大会として定着している同コンクールで日本人が優勝するのは異例。過去の優勝者にはABCテレビの報道番組の司会を務めたダイアン・ソーヤー氏や料理研究家のレイチェル・レイ氏らがいる。 ボークさんは米国人の父親と日本人の母親の間に生まれ、コンクールでは特技のバレエを披露。「ワシントンと日本から受け継いだ伝統を全米の舞台で表現できて感激しています」と喜びを語っていた。(ワシントン 黒瀬悦成)
伊勢神宮近くの三重県志摩市に「伊雑宮(いざわのみや)」という神社がある。イザワはヘブライ語で「神の救い」を意味する「イザヤ」に結び付き、さらに宮内の石灯籠にはユダヤのマーク「六芒星(ろくぼうせい)」が刻印されていた。また沖縄では旧約聖書の「出エジプト記」で登場する「過越(すぎごし)の祭り」に似た「島クサラシ」の風習があった…。 仲間とともに古事記ゆかりの土地を巡った女優は、随所で「エルサレム」と出合い、導かれるようにイスラエルに向かう。日本の国生み物語と「聖書」を結ぶ古代史ミステリーの旅を軽やかな文体でつづったエッセー。(幻冬舎・1300円+税)
【関西の議論】近畿大が作った「マンガ図書館」、蔵書2万2千冊…4年連続志願者数日本一が狙うドンデン返しとは 平成29年度の志願者数が4年連続日本一となった近畿大学(大阪府東大阪市)が、また新たな話題を提供している。約2万2千冊ものマンガを所蔵する新図書館「BIBLIOTHEATER(ビブリオシアター)」の開設だ。かつては「マンガは勉強の敵」ともいわれていたが、そんな常識を逆手に取った『ドンデン読み』と呼ばれる新たな学習法を提案。「活字離れが進む学生たちに読書の魅力を伝えたい」と大学関係者は意気込んでいる。(香西広豊) 「犯人はこの中にいる」などテーマにもこだわり ビブリオシアターは4月6日、東大阪キャンパス(同市小若江)の新エリア「ACADEMIC THEATER(アカデミックシアター)」の中核施設として開設された。1階は学術書や一般書が中心だが、2階にマンガ本をそろえた「ドンデン」と呼ば
室町時代後期に発生し、戦国時代への転換点となった応仁の乱。知名度こそ高いが、詳しい内容は一般によく知られていないこの大乱を概説した「応仁の乱」(中公新書)が、硬派の歴史書としては異例の37万部超というベストセラーとなっている。著者で気鋭の中世史家、呉座勇一(ござ・ゆういち)・国際日本文化研究センター助教(36)は「ある程度歴史に詳しい読者を想定して書いた真面目な本が、こんなに売れるとは全く予想外」と驚く。 登場人物300人応仁の乱は、複数の守護大名家の家督争いや将軍家の後継問題、有力大名の細川勝元と山名宗全の幕政をめぐる主導権争いなどを要因として、全国の諸大名が東西両軍に分かれる形で応仁元(1467)年に勃発。双方で寝返りが相次ぐなど混迷を極めた戦乱は11年にわたって続き、主戦場となった京都の荒廃や室町幕府の衰退を招いた。 呉座さんの「応仁の乱」は、この極めてややこしい戦いを描くにあたり、
7日午後6時半ごろ、岐阜県瑞浪市陶町大川の自宅の庭でバーベキューをしていた会社員の大脇正人さん(32)が、男に腹部付近を刺され、搬送先の病院で死亡した。男は一緒にバーベキューをしていた男性会社員(42)ら2人に取り押さえられ、通報で駆け付けた多治見署員が殺人未遂容疑で現行犯逮捕した。容疑を殺人に切り替えて調べる。 県警によると、男は大脇さんの隣家に住む無職の26歳で「刺したことは間違いないが、殺意はない」と容疑を否認、意味不明な言動もあるという。男性会社員も腕を切られて負傷した。 大脇さんが友人ら十数人でバーベキューをしていたところ、「うるさい」などと言いながら男が現れ、もみあった末に庭先の路上で刺された。現場から凶器とみられる包丁が見つかった。
巷にあふれる勉強のハウツー本とは一線を画す。ジル・ドゥルーズらのフランス現代思想に通じた哲学者が、学びの根源から説き起こす深い独学のすすめだ。 のっけから、勉強とは〈自己破壊である〉と宣言される。会社の同僚、学校の友人、家族や恋人…と通常私たちは周囲のノリに合わせて何となく生きている。こうした集団的ノリをわざと失い、厄介で小ざかしい別のノリを備えた〈来たるべきバカ〉に変身することが深い勉強なのだと。そんな陰鬱で孤独な道のりが、言葉遊びの力やツッコミ(=アイロニー)・ボケ(=ユーモア)の関係といった原理的な話に、入門書の選び方やアプリの活用法といった実践知識をほどよく交える著者の語り口によって魅力的な風景に見えてくる。読後、勉強とは凝り固まった思考から自由になっていく歩みであることに気づく。 今月7日に店頭に並び始めると完売する書店が相次ぎ、すでに3刷2万部。「勉強の本だが、社会の同調圧力か
本紙正論メンバーで第1回正論大賞を受賞した英語学者・評論家で上智大名誉教授の渡部昇一(わたなべ・しょういち)氏が17日午後1時55分、心不全のため東京都内の自宅で死去した。86歳だった。葬儀・告別式は親族で行う。喪主は妻、迪子(みちこ)さん。後日、お別れの会を開く。ここ数日、体調を崩していた。 昭和5年、山形県鶴岡市生まれ。上智大大学院修士課程修了後、独ミュンスター大、英オックスフォード大に留学。帰国後、上智大講師、助教授をへて教授に。専門は英語学で、「英文法史」「英語学史」などの専門書を著した。 48年ごろから評論活動を本格的に展開し、博学と鋭い洞察でさまざまな分野に健筆をふるった。51年に「腐敗の時代」で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞。同年に刊行された「知的生活の方法」は、読書を中心とした知的生活を築き上げるための具体的方法を論じ、100万部超のベストセラーとなった。
【千葉・9歳児殺害】逮捕された渋谷容疑者、「若い子が好きと」少女趣味を吐露 不動産収入で生活〝地元の名士〟 千葉県松戸市の小学3年、レェ・ティ・ニャット・リンさん(9)の殺人・死体遺棄事件で15日、死体遺棄容疑で送検された渋谷恭正(やすまさ)容疑者(46)は、相続した不動産を運用して暮らし、「地元の名士」として知られていた。その一方で少女への興味を吐露し、女子児童だけに優しい態度を見せるなど「二面性」ものぞかせていた。 「優しくて面白いおじさん」。亡くなったリンさんが通った六実(むつみ)第二小学校で同級生だった女児(9)は、渋谷容疑者の印象をこう語った。 女児の脳裏には毎朝、通学路で児童の登校を見守る渋谷容疑者の笑顔が残っていた。会長を務めた保護者会の集会では「子供がアレルギーなので、食材には気を使っている」と子育てについての持論を展開した。 自宅の4階建てマンションは平成13年に親族から
河合栄治郎は、教養の提唱者として知られている。しかし、河合のいう教養は観照的な「文人的教養」ではない。人格主義を定礎としながらも自由主義を実践する「政治的教養」である。 実際、河合は「反」自由主義の全体主義と果敢に戦った。昭和初期にマルクス主義が大学や論壇を席巻すると、自由主義の立場からこれに抗う。「無学と無知」と罵倒されたが動じることはなかった。 日中戦争が勃発したあたりからは、マルクス主義は下火になり、軍部を中心とした勢力が台頭する。このときも、身の危険を覚悟で専断的な軍部に抵抗した。軍部から睨まれ、東大教授を辞職せざるを得なくなる。にもかかわらず、怯むところはなかった。 といっても河合は猪突猛進の理想主義者ではない。本書によれば早い段階に敗戦を予測し、満州、朝鮮、台湾はもとより沖縄も失うとしていた。また敗戦後には自由への憧れが澎湃として世界中におきるとも言っている。冷静なリアリストで
ヤマト運輸と当時の上司に損害賠償を求める訴訟について説明する遺族側代理人の鏡味聖善弁護士=31日、長野市(三宅真太郎撮影) ヤマト運輸(東京)の長野県内の営業所で、従業員の男性=当時(46)=が上司に暴行や暴言などのパワハラを受け自殺したとして、男性の妻ら遺族が、同社と当時の上司に計約9500万円の損害賠償を求める訴訟を長野地裁に起こした。遺族側代理人の鏡味聖善(かがみ・まさよし)弁護士が31日、長野市内で記者会見を開き、発表した。 鏡味弁護士によると、男性は平成元年に入社。県内の営業所でドライバーとして勤務を始め、同15年に同営業所のセンター長に就任した。その後、23年に被告が男性に代わってセンター長に着任し、24年秋ごろから暴言や暴力がなされたという。男性は「いつか殺されるかも」などと周囲に話していたといい、26年9月ごろに鬱病を発症したとみられる。27年1月に自殺した。 男性が残した
違法残業事件が電通から三菱電機へ波及した。安倍政権は「働き方改革」に一段と強い姿勢を見せる。企業は自社が「次の現場」になることに戦々恐々だ。 いまや「モーレツ社員」的文化は企業にとって深刻なイメージダウンにつながりかねない。記録的な人手不足の中、いったんブラック企業のレッテルが貼られれば就職活動の学生たちから敬遠され、のちのちまで採用活動に影響が及ぶ。 経済界は軒並み改革に賛同の姿勢を見せている。財界の新年祝賀会。「根性で働く時代ではない」(サントリーホールディングスの新浪剛史社長)など、政権の取り組みを支持する声が目立った。 一方、現場からは「業務上、避けられない事情で特定の部署が忙しくなる時期はある」(電機大手中堅幹部)。経営者にも、労使協定(三六協定)の在り方を見直すことには「(研究開発など)グローバル競争を勝ち抜く使命を持ったセクションには合わない」(経済同友会の小林喜光代表幹事)
天皇陛下が在位30年を節目として譲位を希望されていることを受け、政府は、平成31(2019)年1月1日(元日)に皇太子さまの天皇即位に伴う儀式を行い、同日から新元号とする方向で検討に入った。国民生活への影響を最小限とするには元日の譲位が望ましいと判断した。譲位に伴う関連法案は、有識者会議の報告と衆参両院の論議を踏まえ、5月上旬にも国会に提出する見通し。譲位は「一代限り」として皇室典範改正は最小限にとどめる方向で検討を進める。 複数の政府関係者が明らかにした。譲位の日時に関しては「○年以内に政令で定める」として法案に明記せず、皇室会議を経て閣議決定する方針。 具体的には、平成31年元日、国事行為である「剣璽等承継の儀」(三種の神器等引き継ぎ)と「即位後朝見の儀」(三権の長らの初拝謁)を宮中で行い、官房長官が速やかに新元号を発表する方向で検討している。 皇位継承に伴う重要儀礼である大嘗祭は、準
「ようやく終わったと思うと、ほっとした」。和解成立を受け、遺族らはそう口をそろえた。コンビニ大手ファミリーマートの男性従業員=当時(62)=が死亡したのは、過重労働が原因だったとして、遺族がフランチャイズ(FC)の店舗オーナーとファミリーマートに損害賠償を求めた訴訟。男性が勤めていたFC加盟店は、大手コンビニの看板を借りたブラック企業だとしか思えなかったという。過酷な長時間労働から救い出したい一心で、店を手伝うことまでした遺族もまた、心身ともに疲弊しきっていた。 男性は大阪府大東市内の店舗のみで働く契約で雇われたが、平成24年4月以降は隣接する大阪府門真市内の店舗でも働かされていた。 平日の勤務は午後9時〜翌日正午までの15時間。大東の店で深夜1人きりの店番をした後、早朝に15分かけて自転車で移動し、休憩を挟まず門真の店に入る日々を繰り返した。 若いころに鍛えた体は、みるみるやせ細った。目
佐賀県西部の県立高校の男子生徒が、ツイッターにアナグマの死骸の写真を投稿し「バットでぶち殺してやった笑」と書き込んだところ、高校に苦情のメールや電話が300件近く殺到したことが19日分かった。高校によると、生徒は、自宅の畑が荒らされ、自治体に駆除を申請していた。 生徒は17日、家の玄関にいた動物をバットで殺したなどと投稿。インターネット上で「ひどい」「逮捕しろ」といった批判を受け、同日中に自ら投稿を削除した。学校名が分かる記述があり、高校に苦情が相次いだ。 高校は19日、朝から全校集会を開き、会員制交流サイト(SNS)の使い方を注意した。学校長によると、生徒が写真を撮ったのは駆除したことを親に報告するためだったといい、「周囲を不快にさせる意図はなかった」と理解を求めた。
和歌山・熊野地方の山奥にある、北山川の侵食で作られた珍しい地形が「秘境の絶景」と話題になり、見学のツアーが静かな人気を呼んでいる。弧を描くように蛇行した川の真ん中に、木で覆われた島のような集落が見える不思議な風景。インターネットやテレビで紹介されたことで評判になり、地元の日本一小さな観光協会が山の上から見下ろすツアーを開催、全国から参加者が詰めかけている。平成23年の紀伊半島豪雨から5年。観光ガイドの活動は、復興に忙しかった地元の人たちの励みにもなっているといい、協会の担当者は「この土地を次世代につなげたい」と話す。 パワースポットとしても人気 観光筏(いかだ)下りで有名な北山川。変わった地形になっているのは、蛇行する川に囲まれた三重県熊野市紀和町の「木津呂(きづろ)」という集落。これを川を挟んで対岸の和歌山県新宮市熊野川町の嶋津地区から見た風景が「秘境の絶景」と話題になっている。 木津呂
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