2014-12-18 日本人の創造表現の可能性をぶっ潰す「トレンディドラマの亡霊がアニメに憑依した問題」 1980年代に青春を過ごした人たち(おおむね50代から40代にかけての世代)は若い頃にトレンディドラマを楽しんだ世代だ。 トレンディドラマは、都市を生きる若者の生活模様や恋愛などを描いたものだ。しかし、そこには誇張が存在している。どう考えても東京の人間の普段着ではない格好をし、普通の人が住まないようなデザイナーマンションに暮らしたり、妙に洒落たカフェに高級車で乗り付けるような、そんな描写だらけだった。ドラマソックリの生活をした人なんてほとんどいなかったはずだ。 今はネット時代で大衆の日常を簡単に垣間見ることができるからこんなものは成立しないが、このトレンディドラマの亡霊はアニメに憑依していると思う。 2000年代後半ごろになると、ドラマが若者文化としてほとんど成立しなくなった。2000