帰国して、テレビで朝晩のニュースをよく見るようになった。 最近は、選挙以外ではNHKが大相撲中継をやめたことで民放各社がまだ大騒ぎしている。 老人ホームや銭湯など、相撲を楽しみにしているお年寄りがたくさんいそうな場所に取材に行っては、 「楽しみにしてた相撲が中継されなくなって悲しいです」というようなコメントを毎日流している。 7月6日のNHKの発表によると、「NHKに寄せられた1万2千件を超える視聴者の声のうち、6割以上が中継を中止すべきという意見だった。中継を楽しみにしているという声もあったが、総合的に判断して中止」とのことだった。 もちろんこの1万2千件は、全視聴者の中でも中継反対の人に偏っている可能性が高い。 しかし、NHKは「視聴者全体の6割」と言ってるのではなく「寄せられた意見のうち」と明言しており、 あくまで「総合的に判断して」の中止とのことだった。 言動が一致しない、まるで「