有栖川有栖と「20の扉」について 有栖川有栖の短編ミステリ「黒鳥亭殺人事件」にて、「20の扉」という遊びが物語のギミックとして使われている。この最後のオチが美しくて印象的だったので、「20の扉」のことが印象に残っていた。 この遊びには他の呼び方もあるのかもしれないけど、回答者が頭に思い浮かべたものを当てるために、質問者が20個「はい」か「いいえ」で答えられる質問をし、それをヒントに回答者が思い浮かべたものを当てる、というもの。たとえば回答者が「パンダ」を思い浮かべていたとして、 1:それは生きていますか? はい 2:それは飛べますか? いいえ 3:私たちはそれを食べますか? いいえ といったやりとりをしながら、推理を進めていく。 絶叫城殺人事件posted with amazlet on 05.11.25有栖川 有栖 新潮社 (2004/01) 売り上げランキング: 30,728 おす