結局、任天堂が取引上の優位性で強引に納入価格の値下げを迫り続けた結果、 シャープ、日立ともに耐えきれなくなったことが価格カルテルを行った原因なのだろう。 そもそも、価格カルテルが禁止されているのは市場シェアを悪用した殿様商売を防ぐためで 今回のように任天堂が大口顧客の立場を利用し執拗に値下げを迫った場合はどうなのか。 任天堂はNDSの値下げはしておらず、シャープや日立の血のにじむようなコストダウンの努力を 全て懐にしまい込み自社の利益に替えていたのである。 シャープや日立がNDS用のパネルでほとんど利益がなかったのは明白であり、 もうこれ以上コストダウンできなくなった末の価格カルテル。 必死の努力の末耐えきれなくなり価格維持の話し合いに至っただけなのに犯罪扱いとは、 もはや任天堂がまねいた犯罪行為であると言えよう。 俺は今回の件で現状の日本で頻発しているある事件を思い出した。 年老いた親と