経済産業省では、ビッグデータ化する宇宙データの利用拡大の観点から、本年5月に、「政府衛星データのオープン&フリー化及びデータ利用環境整備に関する検討会」を立ち上げ、10月までに計7回開催しました。このたび、本検討で議論された結果を報告書として取りまとめました。 1.趣旨 現在、宇宙産業は転換期を迎えており、技術革新や新規参入等を背景に、宇宙由来の様々なデータの質・量が抜本的に向上しています。こうした中、宇宙由来のデータをビッグデータの一部として、ConnectedIndustriesの一つの基盤インフラと位置づけ、様々なデータと組み合わせることにより、農業やインフラ管理、金融等の様々な分野における課題に対してソリューションを提供していくことが期待されています。 他方、我が国政府が運用する地球観測衛星データは、研究機関向けには多くのデータがオープン&フリー化されているものの、様々な要因のため