愛知県豊田市(41万9200人)は、JAXAベンチャーである株式会社天地人と連携し、様々な人工衛星から取得した地表面温度データを活用した「水道管凍結注意マップ」を作成した。 土地評価プラットフォーム「Tenchijin COMPASS」を使用し、内閣府宇宙開発戦略推進事務局の「課題解決に向けた先進的な衛星リモートセンシングデータ利用モデル実証プロジェクト」の一環として取り組んだもので、冬場における水道管凍結による漏水や断水の注意喚起を図るのがねらい。衛星データを活用して水道管の凍結リスクを評価する取組みは、全国自治体で初となる。 水道管凍結注意マップでは、2021年12月~22年3月の4か月間に市内の地表面温度がマイナス4℃以下になった日数(1日、2日、3日以上)に応じて水道管の凍結注意度を3段階(濃淡の青色3色)で地図上に表示した。気温がマイナス4℃以下になると水道管凍結のリスクが高まる