UbuntuをはじめとするUnixライクなOSでは、様々なシーンでテキストファイルを扱います。システムの起動に関わる処理はシェルスクリプトで記述されていますし、各種ソフトウェアの設定ファイルも多くがテキスト形式です。これらは簡単にテキストエディタで編集することができますが、編集前にバックアップを取っておくのが必須であることは言うまでもありません。 また場合によっては「特定のバージョンとの差分を取りたい」や「何世代前の状態に戻したい」という要求も発生するでしょう。しかしこのような場合、単純なファイルコピーによるバックアップでは対処が難しくなります。 今回はそのような場合に便利なバージョン管理ツールを紹介します。 RCSによるバージョン管理 Unix系のOSで古くから使われているのがRevision Control System(RCS)です。 Ubuntuではrcsパッケージとして提供されて
![第58回 ファイルのバージョンを管理する | gihyo.jp](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/5a3d627876f00cb8e66167afde9073898d91f595/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgihyo.jp%2Fassets%2Fimages%2FICON%2F2022%2F1902_ubuntu-recipe.png)