共産党の志位和夫委員長は23日、党首公選制導入などを記者会見で求めた現役党員の松竹伸幸氏について、「規約と綱領からの逸脱は明らか」と批判した機関紙『しんぶん赤旗』の記事を「的確な内容だと考えている」と高評価した。松竹氏の処分に関しては明言を避けた。国会内で記者団に答えた。赤旗は21日付の藤田健編集局次長の署名記事で「党の内部問題は、党内で解決するという党の規約を踏み破るものだ」「(党首公選制は組織原則である『民主集中制』と)相いれない」などと松竹氏を批判していた。 志位氏との質疑応答は次の通り。 ◇ --先日、現役党員が党首公選制を求めて記者会見を開いた 「この問題については先日、赤旗に藤田編集局次長の論説が出ている。そこで述べられている通りだ」 --その記事には、規約に違反するというふうに書いてあったが、処分する考えはあるか 「今、言えることは、あの論説に尽きている」 --その論説に委員