第5回WBCで侍ジャパンを世界一へ導いた栗山英樹監督(61)が27日、都内の日本記者クラブで会見し、激闘を振り返った。 日本ハム監督時代に二刀流としてともに歩んだ大谷がMVPを獲得する大活躍。「僕以上に野球界のために何をすべきかというのが分かっている。使命感や責任感が彼を突き動かし、本当によくやってくれた」と、改めてたたえた。 決勝は8回ダルビッシュ、9回大谷のリレーで1点差を守り切った。「最初に考えるのは2人。できるかできないかではなく、やるかどうか」と、就任直後からイメージを持っていた。所属球団の許可などハードルは高かった。最終決定は当日球場に着いてからで「あの緊張感は2人しか超えられない。送り出した時点で僕の仕事は終わった。感謝しかない」と頭を下げた。 また、4番固定を決めていた村上を準々決勝から5番へ下げた。準決勝で逆転サヨナラ2点二塁打、決勝でもソロを放つなど復活。帰国後「今回出