米連邦最高裁は28日、女性として生まれ、自認する性別が男性のトランスジェンダーの元高校生が学校で男性用トイレの使用を禁止されたのは憲法違反と訴えていた訴訟で、元高校生側の訴えを認める判断を示した。最高裁は違法性を認めた高裁判決を支持。判断理由は明らかにしていないが、今後、公共施設内でのトランスジェンダーへの対応にも影響しそうだ。 訴訟は2015年、南部バージニア州の高校生だったガビン・グリムさんが郡教育委員会を相手に起こした。グリムさんは在学中、男性と自認していることを高校側に伝え、当初は男性用トイレの使用が認められていた。だが在校生の保護者から…