台頭か、反撃か、失速か――キャリアの“勢い”が変わった1年:2007年の携帯業界を振り返る(1) (2/2 ページ) 石川 auはメーカーのテンションもあまり上がってない感じがしますよね。とりあえず「安く作って安く納入する」というスタンスがあるので、なかなか際立った端末、ワクワク感のある端末が出てこないという気がしますね。 神尾 「それでいいや」という少し投げやりな雰囲気が最近のau陣営にありますよね。先進的なサービスや端末で先進的なユーザーを取り込んで、この業界を切り開いていこうという意欲よりも、MNP開始以降はユーザーをたくさん獲得して30%というシェアを超えましょうという、数量的な目標に重きを置いているように思えます。 2、3年前のauは、どちらかというと未来を先取りして、サービスのクオリティを上げて先進的なお客さんをどんどん取り込んでいこうという雰囲気が強かったのに……。 それと、