著者プロフィール:新崎幸夫 南カリフォルニア大学のMBA(ビジネススクール)在学中。映像関連の新興Webメディアに興味をもち、映画産業の本場・ロサンゼルスでメディアビジネスを学ぶ。専門分野はモバイル・ブロードバンドだが、著作権や通信行政など複数のテーマを幅広く取材する。 ソフトバンクとウォルト・ディズニー・ジャパンは2008年春に携帯電話事業「ディズニー・モバイル」を開始すると発表した(別記事参照)。米Disneyという“巨人”が日本市場をうかがい、MVNO※というスタイル自体も業界構造を変える可能性を秘めている。興味深い動きであることは間違いない。 両社の強みを生かし、これまでにない携帯電話サービスの提供を目指すとはいうものの、そもそもこの事業を「MVNO」と表現していいのかも、微妙だ。関係者からは「単なるMVNOではなく、協業という形態」「従来のMVNOとは違う」という説明も聞かれる。