リフレクソロジーこと、足裏マッサージが好きだ。 たとえば肩や腰を揉むマッサージの場合、かなりの高確率で「揉み返し」がくる。とくにぼくの場合、身体の疲れが限界に達した段階で「いますぐどうにかしたい!」とマッサージ店を訪ねることがほとんどなので、人気店やその店長さんの予約をとることはむずかしく、テキトーなお店の、指名ではない誰かさんにマッサージを受ける機会が多い。結果、相性もなにもあったものではなく、翌日に猛烈な揉み返しがやってくる。 一方、足裏マッサージに揉み返しは、基本的にない。足にたまった疲れは緩和され、施術中うとうと眠ってしまうこともしばしばで、肩腰のマッサージほどには揉み手を選ばない。肩が凝っているときには「肩のツボ」を押されて激痛が走り、胃の調子が悪いときには「胃のツボ」に、頭脳労働が過ぎるときには「頭のツボ」に悶絶する。まったく人体の不思議である。 しかし、人体の不思議であるがゆ