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2008年9月20日のブックマーク (1件)

  • 「日本語が亡びるとき」を読んで(2) - 考えたヒント - 駒田明彦

    前の記事では、「日語が亡びるとき」を読んで自分がつづけてきたことに、おおきな刺激となったことを書いた。他人事ではないような気がした。言葉にうまくならない部分をもういちど考えてみるために、まずは自分がひっかかった言葉をいくつか抜き出してみよう。 思うに、英語という言葉は、ほかの言葉を母語とする人間にとって、決して学びやすい言葉ではない。もとはゲルマン系の言葉にフランス語がまざり、ごちゃごちゃしている上に、文法も単純ではないし、そもそも単語の数が実に多い。 ところが言葉というものはいったんここまで広く流通すると、そのようなこととは無関係に、雪だるま式にさらに広く流通してゆくものなのである。通じるがゆえに、多くの人が使い、多くの人が使うがゆえに、より通じるようになるからである。 ここで水村さんが訴えかけているのは、英語の優位が「日語が亡びるとき」を近づけている、それは必ずしも自然なことではな

    「日本語が亡びるとき」を読んで(2) - 考えたヒント - 駒田明彦