タグ

ブックマーク / socweb.blog80.fc2.com (4)

  • social web rambling 「日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で」(水村美苗・筑摩書房)―文章の力をひさびさに実感

    ひさびさに文章の力というものを感じた。水村氏は文句なく巨匠だ。 「処方箋」には必ずしも全面的に賛同できないところもあるが、強烈な問題提起力の前にそんなことは小さい問題だと感じた。 書評、となると容易なことではないので、以下まったく断片的感想を。 紀伊国屋でも平積みになっているし、Amazonでも総合84位。こういった硬派ノンフィクションとしては異常な人気のようだ。しかし、バイリンガルでないにしても英語である程度自由にコミュニケーションができる人でないと、著者の危機感をストレートに共有するのは難しいかもしれない。案の定というか、Amazon書評にもまったく見当外れな批判が一つならず投稿されている。 書の大きな貢献の一つは、アルファベットを唯一最高の言語表記体系とする19世紀西欧の言語進化史観が明治政府の国語政策に浸透し、その地下水脈が米軍の占領のどさくさにまぎれて跳梁してして日語の破壊

  • social web rambling Googleのスマート携帯、Androidの1号機、お披露目―Sekai Cameraも組み込み可能?

    ながらく話題になっていたGoogleのスマートフォン、Androidの1号機のプレス発表が行われた。キャリヤはT-Mobile、端末の製造は台湾のHTC。 価格は179ドル。月額25ドルでウェブ閲覧無制限。タッチスクリーン、スライド式フルキーボード、カメラ、GPS、コンパスつき。 TechCrunchの共同編集長Eric Shonfeldは「Androidを使ってみた:iPhoneではない。が、かなり近い」と評価、CrunchGearのJohn Biggs編集長は「ほとんど完璧」で、「これが普及すれば、事実上Googleは全人類をGoogleの巨大なネットワークに繋げて、われわれのあらゆる入力と出力を制御することになる」ときわめて重視する記事を書いている。 Johnは名だたる新しいものずき(だからこそCrunchGearの編集長やってるわけだが)で、iPhoneの登場と同時に伝道師を買って

  • social web rambling やがて神のごとくなる―GoogleのDNA解析サービス

    昨年5月にGoogleの共同ファウンダー、サーゲイ・ブリンと結婚したバイオ・ベンチャー投資家のアン・ウォイチェスキー氏が立ち上げた23andMeは世界初の個人向けDNA解析サービスだ。当初は「サーゲイが奥さんにつきあって遊んでいる」程度の扱いをされていたが、ここにきてとうていそんなものではないことが明らかになってきた。創立わずか1年で事業の整備のスピードは驚異的だ。 1000ドル払うと、プラスチックの容器が送られてくる。唾を吐いて送り返すと数週間で驚異的に詳細な分析結果が送り返されてくる。 なるほど1000ドルは誰もが気軽に払える金額ではない。しかしこういう自動的な分析作業は典型的にスケールメリットが出る分野だ。日円にして数万円程度にまで料金が下がるのは時間の問題だろう。 DNA解析によって疾病リスクを人に知らせることで医療費の大幅削減が期待できるかもしれない。仮に検査費が2万円に下が

  • social web rambling Google支配への恐怖、拡大中?

    Robert ScobleがGoogleへの反感・不信が強まるという記事を書いている。ScobleはブロガーのGoogleへの批判の声を紹介しながら、最近のGoogleはあまりにも秘密主義で尊大、一般にユーザーのプライバシーへの懸念に無神経すぎると評している。批判記事でいちばん説得力があったのはZDNetに掲載されたMary Jo FoleyのそれがもしMicrosoftの行動だったら許せるか?<という記事。最近Googleは社員にライバルのTシャツを着ないよう指示したというが、もしMicrosoftがそういう命令を出していたらどう思われただろうか、と質問している。 ValleywagはScobleの記事を引用したうえで、Googleという単語がdomination, dominateという単語の近所に現れる例を調査してグラフ化している。(下図)

  • 1