いまさらだが、梅田望夫の「ウェブ時代をいく」を読んだ。 危険な本であり、「ウェブ進化論」を顕教としたら、これは密教として封印しなくてはならないんじゃないか。少なくとも、高校生の頃の自分が読んだら、けものみちだといって青木ヶ原樹海に飛び込んでいってしまいそうな本だ。それほどのアジテーションを感じた。しかし、それが熱を帯びているようにみえず、淡々と書いてある (ように見える)。 ということで、この本はソースコードのように精読したい、と思った。どくに、NetBSDの CVS Repositoryを覗くように、コードレポジトリにあたるはてなグループを覗いてみたい。そうすれば、各行がどのような意図をもって書かれたのか分かるのではないだろうか。どのように、無駄無く我々をアジり洗脳するために書かれたのか。それを読みといていかないと、この本は鵜呑みにするには危険過ぎる。 かと言って、読み捨てるにも惜しい本