日本のアニメに革新をもたらした作曲家の、広がり続ける音楽世界
![INTERVIEW: 菅野よう子](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/9fb7bd8a879a26dd7b7aac555352230c33ad4ddc/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwww.redbullmusicacademy.jp%2Ffiles%2Fthumbnails%2Fe65%2Fthumb_e65ca431ffaba54a1d65621df1c85d3b.jpg)
『死にたくないんですけど──iPS細胞は死を克服できるのか』(ソフトバンク新書)は、幹細胞生物学の研究者である八代嘉美氏と、作家の海猫沢めろん氏による対談集だ。書名の通り「死にたくないんですけど」というめろん氏の訴えから始まる対話は、iPS細胞から再生医療の先端技術、生物学にまつわる倫理の問題、さらには死生観まで、私たちの生命に対する価値観を揺さぶりながら広がっていく。一見ユルいようで、実はラディカルな議論を交わしていたおふたりに話を聞いた。 ──本書は、「死にたくない!」と願う海猫沢めろんさんが、iPS細胞や再生医療に詳しい八代嘉美さんに、ずばり「不老不死は実現可能か」という質問をぶつけた本ですが、そもそものきっかけは? 海猫沢めろん氏(以下、めろん氏)■もともと僕は、ジャンルとしての「生物モノ」にまったく興味を持てなかったのです。あらゆるジャンルの中で最も興味がなかったと言ってもいいく
森美術館で開催する「アラブ・エクスプレス展: アラブ美術の今を知る」(2012年6月16日から10月28日まで)。本展の企画を・・・ 森美術館で開催する「アラブ・エクスプレス展: アラブ美術の今を知る」(2012年6月16日から10月28日まで)。 本展の企画を担当し、30年以上前から調査のため中東を何度も訪れ、アラブ美術の変遷を見てきた森美術館館長 南條史生に話を訊きました。 — 70年代から中東に足を運んでいるそうですが、70年代はどのようなものでしたか? 南條:70年代に2回ほど大きな調査で中東に行き、7カ国ぐらいを、約1カ月以上かけて調査をして回りました。 そのころの中東に対しては「異質な世界だ」という感覚は持っていたんですけれど、「危険な場所」という見方じゃないんですね。むしろ、牧歌的な感じが強くて、休日には沢山遺跡めぐりをしましたが、当時の遺跡には柵もないし、監視もいな
月間PVは160億、来訪者は1億3000万人のソーシャルサイトをご存知だろうか。レディ・ガガも使っている「Tumblr」である。その25歳のCEOが来日した。 PVは月間160億。月に1億3000万人が来訪するソーシャルサイト。国防総省やレディ・ガガもページを持っている……。 いや、FacebookやTwitterのことではない。日本では非常にマイナーだが、米国では大ブレイク中の「Tumblr」だ。 2月14日、CCI主催のSocialMediaWeekに来日した25歳のCEO、David Karp氏の講演を聞いた。それなりに大きな会場だったが、席の埋まり具合はだいたい半分の100人程度。しかもスーツは1割もいない。膝にMacbook Airをのせたアルファな感じのブロガーがほとんどだ。米国で著名人がこぞって使い始めブレイクしているTumblrだが、日本での認知の低さを如実に表している。
ネオニートphaさんに続く、インタビュー第二弾を公開します。今回は友人でゲーム研究者の井上明人さんに、ゲーミフィケーションについてお話を伺いました。 ゲーミフィケーションは、レベルアップ、アイテム収集、仮想通貨など、ゲームの仕組みをゲーム以外の分野にも応用するという概念で、昨年大きな話題となりました。私自身ゲーマーなので、ゲームの面白さを他にも活用するというアイデアはとても魅力的に感じます。 しかし、実際にゲーミフィケーションが私たちの生活にどのような変化をもたらすか、具体的なところはあまり耳にすることがなく、概念先行のぼやっとした流行という印象も否めません。 お話を伺った井上さんは国際大学GLOCOM研究員としてゲームの研究を行っており、多くの評論やテレビなどでもご活躍のほか、節電ゲーム「#denkimeter」のデザイナーでもあります。 そして何より、井上さんはまもなくNHK出版から「
―政治的な正しさの追求が必ずしも快の増大に帰結するとは限らない― 91年出版の『プライベート・ゲイ・ライフ』において、伏見氏がいみじくも指摘した背理。一人のゲイとして、ジェンダーに敏感に生きてきたであろう伏見氏ゆえの卓見は、しかし、その後もジェンダー論のアポリアとして、越えがたき壁となっている。 欲望の肯定が同時に差別の肯定であり、差別の否定が同時に欲望の否定であるのだとして、ならば我々がとりうる、またとるべき選択肢とはなにか。 『プライベート・ゲイ・ライフ』から20年、あらためて伏見憲明氏に話を聞く。セクシュアル・マイノリティーの現代史、またそれを取り巻くメディアや言説の変遷、そして、いまだ越えがたきジェンダーという背理について。倫理と快楽のアンチノミー、その外側へと続く隘路はここにある。 1年を締めくくるに相応しい、珠玉の三万字―― (2011年12月14日/新宿二丁目・BAR「エフメ
2011/12/150:5 「一般意志2.0」を現在にインストールすることは可能か?(1)東浩紀× 荻上チキ 一般意志2.0 ルソー、フロイト、グーグル 著者:東 浩紀 販売元:講談社 (2011-11-22) 販売元:Amazon.co.jp クチコミを見る 「ひとつの誤解はまず、民主主義2.0とは、情報技術に支援された、新しい熟議民主主義だというものである(……)すべての市民が政策決定に電子的手段で参加する新たな直接民主主義の実現。ネットにそのような夢を託しているひとは、いまでもじつに多い。 他方でもうひとつの誤解は、民主主義2.0とは、市民の個人情報を徹底的に収集し分析し、それをもとに最適解を数理的に決定していくような、いわば「データベース民主主義」だというものである(……) しかし本書が主題としてきた一般意志2.0の構想は、それら両者の組み合わせとして考えられている。人間と動物、
作家、スポーツライターとして幅広い分野で活躍し、最近はtwitterでの率直な発言が何かと話題になることの多い乙武洋匡氏。そんな乙武氏が、講談社から『オトタケ先生の3つの授業』 と『希望 僕が被災地で考えたこと』 を同時に出版した。 前者は乙武氏が2010年3月までの3年間、東京の小学校で教師としてクラスの子どもたちに行った授業をもとした小学生向けの読み物であり、後者は東北地方太平洋沖地震後に被災地を巡った自身の行動の記録である。 一見するとまったく内容の異なる2冊をなぜこのタイミングで出版したのか。それぞれの書籍には乙武氏のどんな思いが込められているのか。ご本人にじっくりと話を伺うことができた。 震災で初めて「障害者は弱者なのか」という無力感に襲われた ――まずは『希望 僕が被災地で考えたこと』のお話から伺います。震災当日の体験が生々しく記されていて、あの日のことを思い出しました 「3月
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Part1、2、3とゲーム中のテキストメインで喋ってもらいましたけど、今回はゲームシナリオライター適性とはないか、この先ゲームシナリオはどうなっていくかなどなど。さあ、感動の最終回ですよ! 麻野一哉、とみさわ昭仁、米光一成のプロフィールはこちら) ただの人間タイプライター 米光 ゲームシナリオを書くのに向いているのはどういう人なんだろう? どういう才能が必要なんだろうね。 とみさわ 僕はゲームシナリオのことを「物語だけ書く」というふうに考えたことはないなあ。ゲームシナリオは要するにイベント作りだと思う。「桃太郎伝説」はリメイクだから僕がゼロから作ってるわけじゃないんですけど、村のマップはどういうレイアウトがあって、悪い鬼が隠れている部屋はどの位置にあって、どういう風に情報を聞いてそこにたどり着いていくのかということを考えるのがゲームシナリオかな。でもそれはゲームデザインでもあるわけですよね
Part1もPart2も「ドラクエ」の話で大盛り上がり。 ええい! テキストと言ったら我が魂のゲーム「MOTHER」シリーズだろうが! と、みなさんには「MOTHER」の話をしてもらうことに。 僕、満足! (麻野一哉、とみさわ昭仁、米光一成のプロフィールはこちら) 「MOTHER」は名ゼリフてんこ盛り 麻野 ゲームのなかの好きなセリフってなんですか? 米光 僕は「所さんのせめるもまもるも」でね……。 とみさわ 「まもるもせめるも」! 米光 え? ああ、そうだっけ。なんだその速い突っ込み(笑)。「まもるもせめるも」でバットエンドになったときに、「ラブイズオーバー」の変形メロディが流れて、「ゲームイズオーバー」って書いてあるの。「ゲームイズオーバ~♪」って必ずプレイしながら歌っていた(笑)。 麻野 それが好きなん? 米光 うん。 あと「げんしのことば」という、アイコンを選んで異言語を作るゲーム
Part1は3人のクリエイターがそれぞれの視点でゲームテキストの条件を考察して大好評。 part2では「このゲームのこのテキストが好き!」をわいわい語ってもらいましょう! (麻野一哉、とみさわ昭仁、米光一成のプロフィールはこちら) 失われた物語を取り戻すことができる 麻野 ゲームのテキストでお気に入りってある? とみさわ それはRPGでも何でもいいの? 米光 僕は「ドラクエ」で敵にやられたときに「あなたはしにました」って言われるところが好き。 勇者に「らっこ」って名付けてたんだけど、今まで「らっこは……」って呼ばれていたのに、死んだときだけ「あなたは……」って急にプレイヤーになるんだよ。今までプレイヤーと主人公が一体化していた「らっこ」として扱ってくれていたのに、死んだときに「お前をゲームから放り出す」みたいなイメージを受けるのね。 麻野 「らっこが死んだ」だとすごい人ごとっぽいからね。誰
エキサイトレビューライターの中には、ゲームのディレクターやシナリオライターが3人もいる! せっかくなので、自作について語ってもらいましょう。 名づけて「ゲームシナリオ座談会」。 クリエイターの目線から語る、思い出深いゲームシナリオやセリフ。うん、これは面白くなりそう。 では、とみさわ昭仁さん、麻野一哉さん、米光一成さん。よろしくお願いします。 「桃伝」シリーズはダジャレOK 米光 とみさわさんが関わっている「桃太郎伝説」のリメイクってもうすぐ発売だよね。 とみさわ 「桃太郎伝説モバイル」ケータイアプリで4月1日リリースです。 麻野 テキストってそのまんまなん? とみさわ いや、かなり変わっていますよ。なんせ24年も前のゲームですから。 米光 そんなに経っているんだ! とみさわ 「桃伝」ってギャグが命みたいなところあるんですけど、それが古いわけですよ。「あかおにホーマー」や「ジャキチェーン」
昨年12月に発表された雑誌『リバティーンズ』の休刊。これまで数々の雑誌を手がけてき編集者・菅付雅信のもと、雑誌不況の渦中の2010年5月に創刊した『リバティーンズ』が、あえなく第4号で終了というニュースは相次ぐカルチャー・マガジンの終了のなかでもひときわ大きな波紋を投げかけた。webDICEでは、現在菅付氏が編集という仕事においてどのような価値観を持ち、どのような世界を築こうとしているのか、そして休刊をふまえた次へのビジョンについて聞いた。 カルチャー好きの人が前よりも雑誌を買わなくなってきている。 ── 『リバティーンズ』のことなんですが、2010年9月発売の『編集進化論』(フィルムアート社)で「この雑誌不況の真っ只中に、創刊することさえ狂ってる」って書かれていますよね。確かに菅付さん狂ってる!と思いました。 でも4号で休刊ですから、完全に失敗ですね。 ── 敗軍の将多くを語らずと思いま
このテキストは、2004年10月16日[土]に行われた「ヴォルフガング・ティルマンス アーティスト・トーク」を、記録をもとに、ホームページ用に編集したものです。 *テキスト、写真の無断転載・複製等を固く禁じます。 逐次通訳:横田佳世子 協力:『美術手帖』編集部(美術出版社) ◎Part1:作品について ─ 主題の種類と数、その増え方について、現在どのように取り組んでいますか? それはけっこう難しい質問ですよね。というのは、僕が作品を作る時には、何枚作るとか、どういった分野で仕事をするかとか、特に計画してやっている訳ではないから。後で振り返ってみた時に、「木が多かったな」とか、「セルフ・ポートレートだったんだ」、「自分の身体の一部をクローズ・アップして撮ってたな」などと気づくので、一つのテーマを具体的に決めて取り組んでいる時以外は、テーマの数やどういった広がりがあるかということは決めにくいで
さて、お待たせしました、今年最後のインタビュー企画を飾る作家は「月野定規」先生です。今年の後半最も緊張し、最も感動したインタビューでもありました。 オファー自体は夏コミ直後にメールで申し込んだのですが、返事がなく「さすがに無理かな〜」とちょっと落ち込んでいたのですが、夏の終わりのマンガさんの大勢集まるパーティーで月野先生を見つけ、ダメ元でもう一度アタックしたところ、そもそもメールがどういうわけか届いていなかった、とのこと…(^_^; ネットのメールは今や届かない事が前提になっている、何となくローテクなコミュニケーション手段なんだな〜と、あらためて感じる出来事でした。で、もちろん直接オファーしたところ、インタビュー自体は快諾していただき、インタビューする事ができたわけですが… やっぱり、オファーは直接会って、心を込めて行わないとダメだな!と、感じた出来事でもありました(笑) ま〜相変わらず、
津田大介 @tsuda ということで、このあとから荻上チキさん( @torakare )のメルマガ「αシノドス」に掲載される予定の公開Twitterインタビューが始まるそうです。緊張しますね……。 2009-12-23 15:59:52 荻上チキ/『みらいめがね2』発売中 @torakare メールマガジン「αシノドス」に掲載するため、津田大介さんへのインタビューをお願いしました。「どうせならtwitterでインタビューできないでしょうか」という問い合わせに、津田さんからご快諾頂きましたので、これより公開インタビューを行わせていただきます。よろしくです! @tsuda 2009-12-23 16:01:24
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