美浜・戸塚ヨット 20日午前7時5分ごろ、愛知県美浜町北方の「戸塚ヨットスクール」(戸塚宏校長)の3階建て寮の脇で、訓練生の男性(30)が倒れているのを通行人が発見し、110番した。消防によると男性は頭などを打って重傷。県警半田署は寮から転落したとみている。 スクールによると、男性は16年間引きこもりだったといい、10年11月に入所した。20日午前7時の朝食時間になっても姿を見せなかったため、コーチらが捜していたという。 スクールは戸塚校長が「情緒障害児に効果がある」として76年にヨット訓練校として開設した。現在は転落した男性を含め15〜38歳の男性15人が入所し、寮生活をしながら訓練を受けている。09年には自殺を図ったとみられる訓練生の女性(当時18歳)が寮から転落死した。【沢田勇】 【関連記事】 石川・かほくの落とし穴転落死:7人を書類送検 落とし穴夫婦死亡:重過失致死などの