4日午後8時半ごろ、岩手県二戸市金田一長川の旅館「緑風荘」が燃えていると付近住民から地元消防に通報があった。岩手県警などによると、木造2階建てがほぼ全焼したが、宿泊客21人と従業員9人は避難して無事だった。 緑風荘は、旅行雑誌などに「座敷わらしがいると伝わる宿」と紹介されている旅館。本館の奥座敷「槐(えんじゅ)の間」には座敷わらしの目撃が多くあるといい、常に予約でいっぱいだったという。 近くの旅館経営者(67)は「300メートル離れていてもドーンという爆発音が2回聞こえた。火の粉が飛んでいるのも見えた」と驚いた様子で話していた。 現場はIGRいわて銀河鉄道の金田一温泉駅から東約1キロの温泉街。