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実に怖い映画であった。 北朝鮮にドキュメンタリーを撮りに行ったのに、当局はシナリオを作成して待ち構えており、演出に干渉する。ロシア人のヴィタリー・マンスキー監督は、「映画乗っ取り」の一部始終を、カメラのスイッチを密かにオンにして記録していた―。 そんな隠し撮りのシーンばかりが注目されているが、私が本当に恐ろしいと感じたのは別のところにあった。 これまで世界の多くの映像制作者が、不可視の北朝鮮の人々の日常生活を撮りたい、本音に迫りたいと考え、様々な取材、撮影のアプローチを試みてきた。そして当局の統制にはね返されてきた。私もその一人である。筆者の場合は、1990年代に三度の北朝鮮入国取材で壁にぶち当たり、その高さと分厚さを思い知った。合法的に入国しては、北朝鮮の人々の実像、核心に迫る取材は不可能であることを悟った。 よく知られているように、北朝鮮政権は、外国人の入国を厳しく制限し、入国できたと
パターン化する謝罪術 今年に入って目立つのは、ズバリ“謝罪”です。ベッキーさん、宮崎謙介議員、そしてショーンKさん等々――毎月数人の謝罪が報道されている印象があります。このとき毎度気になるのは、いったい誰に対して何を謝っているのだろうか、ということです。彼らに本気で怒っているひとよりも、ゴシップを楽しんでいるひとが大多数なのでなおさらそう思います。 それでも、この3者のなかでももっとも謝罪に成功したのは、やはりショーンKさんでしょう。ラジオでの涙声の謝罪は、多くのひとの同情を誘いました。もちろんショーンさんの場合は、そもそも視聴者の被害者意識が強くなかったことも関係しているのでしょうが。 対して大失敗だったのは、ベッキーさんです。謝罪後に、会見前日のLINEやりとりが流出してしまい反感を買ってしまいました。不倫相手のLINEが不正にアクセスされたことのほうがずっと問題であるにもかかわらず、
2016年3月27日 15時45分 by ライブドアニュース編集部 ざっくり言うと 「日本の迷惑をかけない文化」について考察した記事を中国メディアが掲載 「他人に迷惑をかけることへの恐れ」が、無形の強力なルールとなったと主張 このルールを破る人は、社会や組織から追放されてしまうと結んだ 日本では幼い時から教わる「人に迷惑をかけてはなりません」という言葉。日本人のをよく表しているとも言えるが、ポータルサイトの今日頭条はこのほど、「日本の迷惑をかけない文化はどれほど残酷か」と題して、日本独特の文化について分析する記事を掲載した。 記事はまず、日本人は徹底して「人に迷惑をかけないようにしている」と紹介。ある若い女性が会社の飲み会の帰りに、電車内で吐き気を催して我慢できなかったため、他の乗客に迷惑をかけないようコートの袖の中に吐いたというエピソードを伝えたほか、日本人は自殺する時さえ、会社に迷惑を
2015年の秋はいつもと違い、ハロウィンが盛り上がっている。その経済効果もバレンタインを抜いたとも言われている。メディアも完全にハロウィンにジャックされている。秋に収穫祭を行う農耕民族日本人のDNAがここに来て一気に呼び覚まされたとでもいうのか、それとも山積みになっている国会・政治から国民の意識を逸らすための陰謀なのか。 いずれにしてもハロウィンを通して見えるこの国は面白い。日本人は、違う文化の受け入れに対して、柔軟なのか、得意中の得意というか、お家芸というか、節操がないというか、…この場合、はたしてどの言葉が適切なのかももはや解らない。 「えらいやっちゃ、えらいやっちゃ、ヨイヨイヨイヨイ…」筆者の頭の中で何故か、徳島の阿波踊りの歌が再生される。「…踊る阿呆(あほう)に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らな損々…」という言葉こそ聞こえないが、老若男女が一緒になって「踊らな損々」と言わんばかりにハロウ
深尾葉子著『日本の男を喰らい尽くすタガメ女の正体』(講談社+α新書)は既に騒然たる反響を呼んでいる。その出版前後のツイッター上の騒動については以下をご覧いただきたい。 出版前 http://togetter.com/li/491036 出版直後 http://togetter.com/li/492269 同書については既に、ながたかずひさ氏による書評が出ている。 http://rakken.sblo.jp/article/65710385.html これつづいて、法社会学者の福井康太・大阪大学大学院法学研究科教授の書評が出た。深尾氏への手紙の形式をとっているが、公表を前提に書かれたもので、福井教授の許可を得てここに掲載する。 ===== 深尾先生 福井です。『日本の男を喰らい尽くすタガメ女の正体』(講談社+α新書)[以下タガメ本]を一気に読み上げました。タガメ本は、「タガメ女」というキーワ
5月1日、調査会社イプソスが世界的規模で行った最新の調査で、「生きているうちに世界の終わりが来ると思う」と回答した人が、全体の約15%にのぼることが分かった。写真は宇宙から見た地球。NASA提供(2012年 ロイター) [ニューヨーク 1日 ロイター] 調査会社イプソスが世界的規模で行った最新の調査で、「生きているうちに世界の終わりが来ると思う」と回答した人が、全体の約15%にのぼることが分かった。 イプソスは21カ国の計1万6262人を対象に調査を実施。死ぬまでに世界の終末が訪れると信じている人は、国別では米国とトルコが22%と最も多く、南アフリカでも2割を超える結果だった。最も低かったのは、フランスの6%。 同社のケレン・ゴットフリード氏は、理由の1つに古代マヤ文明の予言がメディアに注目されていることを挙げた。古代マヤ文明の暦では、2012年12月に世界の終末が訪れるとされている。また
[パレンケ(メキシコ) 1日 ロイター] 古代マヤ文明の暦に基づき、2012年12月に世界が「人類滅亡」を迎えるとする説について、専門家からこの説を否定する声が上がっている。 2012年12月の人類滅亡説は、マヤ文明の研究者ホゼ・アグエイアス氏などによって広められたが、メキシコ南部にある古代都市パレンケで開かれた会合では、専門家から、2012年は単純に一つの期間が終わるという区切りに過ぎないという意見が出た。 メキシコ国立自治大学のエリック・ベラスケス氏は、「2012年に関する予言はない。これは明確にさせておくべきだ」と語った。また、マヤ暦の解読を行っている豪ラトローブ大学のスベン・グロネマイアー氏は、世紀末を迎えるとされている日は、単純に次の時代への移行を示しているだけだと述べた。
アーヴィング・ゴッフマン(Erving Goffman、1922年6月11日 - 1982年11月19日)は、カナダの社会学者。日常生活における人々の社会的相互作用の仕方を解明する方法論として、ドラマツルギーを初めて社会学の立場で提唱したとされる。 略歴[編集] カナダに生まれ、1945年カナダのトロント大学卒業、1949年シカゴ大学で修士号、1953年同博士号(Ph.D.)取得。 1949年 - 1951年エディンバラ大学社会人類学科でシェットランド島フィールド・ワークに従事。シカゴ大学社会学科部門の研究プロジェクトに参加。1954年 - 1957年国立精神衛生研究所衛生臨床センターの客員研究員。1955年 - 1956年ワシントンの聖エリザベス病院で参与観察を実施。1958年カリフォルニア大学バークレー校社会学科に参画、1962年同大学社会学教授。1966年 - 1967年ハーバード大
前の記事 MSの携帯向け新OSは、『Zune』+『Xbox Live』(動画) 「世界最速の翼」は性淘汰で進化 次の記事 米国『4ちゃん』管理人が語る「匿名性コミュニティ」 2010年2月16日 Ken Fisher カリフォルニア州ロングビーチで開催されている今年のTED会議には、Christopher Poole氏も登場した。この名を知る人は多くないかもしれない。しかし、人気画像掲示板『4chan』の創設者としてのハンドル名「moot」は有名だ(悪名高いと言うべきかもしれない)。 [mootはTime.comが行なった『世界で最も影響を持った人』でトップになったほか、Wired.comが開催した「セクシーなオタク」コンテストで1位になった(日本語版記事)] 4chanは、まじめさとふざけが入り交じって最高に騒がしい、英語圏で最大規模のオンライン・コミュニティーだ。普段はユーモアとポルノ
さて、昨年12月に放送されたBBC「QI」で、日本の二重被爆者をとりあげてクイズにしたやりとりから、彼らの会話を聞き取り・訳出してみました。できれば映像と合わせて見てみて下さい(24日追記 ←で貼ったリンク、今日になって映像が削除。BBCサイトでは見られますが、これもいつまでかは不明)。 まずそもそもの話ですが、この番組は司会者のスティーブン・フライが、「こういう人がいるんですが、こういうことがあるんですが、何だと思いますか? どう思います?」とお題を振って、回答者たちがみんなで考えて答えをあてて、そして感想を言い合うというものです。そして出演者はみんなコメディアンです。繰り返しますが、これはコメディ番組なんです。 司会のStephen Fryのほか、回答者にAlan Davies(髪の毛くるくる)、Bill Bailey(髪の毛落ち武者状態)、Rob Brydon(アゴが長い)、Rich
(以下は、日本人がBBCの「QI」を怒っている件について日本語で連続ツイートした後、英語でブログに書いた内容を、日本語にしたものです。英語で書いた段階で、番組司会のコメディアン、Stephen FryにTwitterでメッセージしたところ、本人からたちまち返事をもらったので驚きました。私は彼の大ファンなだけに。内容はあくまでも日本人でない英語読者に向けたものなので、お含みおき下さい。英コメディひいきを強調しているのも、「私は、あなたたちが何を面白いと感じるか多少は分かってますよ」とイギリス人読者に分かって貰いたいがためです。なお,追記ですが、番組の聞き取り・訳出はこちらに掲載しました。彼らが本当は何を言ったのか把握してから、これが「被爆者への嘲笑」かそうでないか判断してください。加藤祐子) ***** 以下は、BBCのコメディークイズ番組「QI」が広島と長崎の二重被爆者をネタにしたことで日
メディアが伝えたから全国に広がる。そんな典型が「タイガーマスク運動」。知らなかったらやらなかった、やろうとも思わなかった。でも、ちょっと背中を押してくれたのは、メディアが伊達直人の行動を伝え、そして贈られた側の歓びを伝えたから。 日本人は寄付などをするとき匿名にしたがる。照れ屋という国民性があるからだといわれていて、ここでよく比較されるのがアメリカの寄付社会。もはや寄付しないと社会的に認められない風潮があるアメリカ。著名人の巨額寄付はステータス、バロメーターとなっている。しかし、寄付が免税の対象になることはあまりメディアでは伝えられていない。宗教観の違いもあるが、うがった見方をすれば、金持ちには名声と免税というまさに一石二鳥なのが寄付だともいえる。 話を日本に戻しましょう。「タイガーマスク運動」はメディアが伝えれば伝えるほど、類似の匿名の寄付が増えて、その数は700件超となった。笑っちゃう
六車由実(むぐるま・ゆみ) 1970年、静岡県生まれ。大阪大学大学院文学研究科修了。博士(文学)。民俗学専攻。東北芸術工科大学東北文化研究センター研究員、同大学芸術学部准教授を経て、現在、静岡県東部地区の特別養護老人ホームにて介護職員として勤務。 論文に「人身御供と祭」(『日本民俗学』220号、第20回日本民俗学会研究奨励賞受賞)。『神、人を喰う――人身御供の民俗学』(新曜社、2003年)で2002年度サントリー学芸賞受賞。 シリーズ ケアをひらく 『驚きの介護民俗学』 3月15日発行! (A5六版、240頁、税込定価1680円)ISBN978-4-260-01536-3 「キーワードは『驚き』ですね」 これまで「驚きの『介護民俗学』」を連載させていただいていた『看護学雑誌』は12月号をもって休刊になるが、医学書院編集者・白石正明さんのご厚意により、こうして《看護師のためのwebマガジン「
「まんがだからわかる!できる!看護のための薬理学レッスン」~Lesson10 鎮咳薬、去痰薬~ 薬を知れば気づけるミス、チェックできる徴候、防げる事故がありますよね。 それはわかっていても、膨大な薬の知識を、病態と結びつけながら、体系立てて理解することは簡単ではありません。 たくさんの知識を整理するために「まず必要」な基本事項を、まんがで解説します。 続きを読む いちおし! 第7回 腕組みの男性 若年性認知症当事者が描く、日常とおれんじドアのエピソード。 第3回 プローブマークとエコー画像の関係 難しく考えずに、とにかくエコーに触れてみよう! 看護未来塾 聞いて下さい!マスメディアのみなさま 「COVID-19 による集中治療室の看護体制と看護師の... 【最終回】疾病経験がわたしにもたらしたもの 高次脳機能障害当事者の人類学者が自らの体をフィールド・ワークします! 『マンガで学ぶ! がん
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