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乗っ取られてドキュメンタリーになった「太陽の下で~真実の北朝鮮~」の本当の怖さ(石丸次郎) - エキスパート - Yahoo!ニュース
実に怖い映画であった。 北朝鮮にドキュメンタリーを撮りに行ったのに、当局はシナリオを作成して待ち構... 実に怖い映画であった。 北朝鮮にドキュメンタリーを撮りに行ったのに、当局はシナリオを作成して待ち構えており、演出に干渉する。ロシア人のヴィタリー・マンスキー監督は、「映画乗っ取り」の一部始終を、カメラのスイッチを密かにオンにして記録していた―。 そんな隠し撮りのシーンばかりが注目されているが、私が本当に恐ろしいと感じたのは別のところにあった。 これまで世界の多くの映像制作者が、不可視の北朝鮮の人々の日常生活を撮りたい、本音に迫りたいと考え、様々な取材、撮影のアプローチを試みてきた。そして当局の統制にはね返されてきた。私もその一人である。筆者の場合は、1990年代に三度の北朝鮮入国取材で壁にぶち当たり、その高さと分厚さを思い知った。合法的に入国しては、北朝鮮の人々の実像、核心に迫る取材は不可能であることを悟った。 よく知られているように、北朝鮮政権は、外国人の入国を厳しく制限し、入国できたと
2021/02/04 リンク