今年の流行語大賞の候補60語が出そろった。「KY(空気が読めない)」「鈍感力」「赤ちゃんポスト」「オッパッピー」…。スポーツではゴルフ界の新星、石川遼の代名詞「ハニカミ王子」、ボクシングの亀田大毅戦で注目された反則技「サミング」、バドミントン界の人気ペア「オグシオ」などがエントリーされた。 角界からの候補語もある。急死した新弟子に前師匠が暴行していたことで社会問題化した時津風部屋騒動で注目されたキーワード「かわいがり」である。本来は強くするために弟弟子に激しいけいこをつけることだが、一連の騒動で「いじめ」同然の言葉となった。 時津風部屋は、いまだ落ち着きを取り戻していない。捜査対象の力士3人が休場。時津風親方(元幕内時津海)は慣れない親方業務に四苦八苦している。 逆境に置かれてはいるものの、関取衆は順調に白星を積み重ねている。部屋頭の時天空は白星を先行させ、豊ノ島も4勝と好調。返り入幕を目