世論調査によると、衆院選で自公政権が300議席程度をとり、安泰のようです。希望の党の失速、再編野党の準備不足による出遅れなどが影響しているほか、自民党は世襲議員が多く地盤が安定し、宗教団体を持つ公明党は強固な組織票があります。特に自民党の世襲体質は、政治人材の参入を阻む不公正な慣行です。 先日、自宅近くを散歩していましたら、希望の党の女性候補の宣伝カーが住宅地まで入り込み、「私は〇〇。助手席に乗っているのが候補の私です。よろしくお願いします」と、そればかり連呼していました。宣伝カーといっても極めて小さな軽自動車で、若い男性ハンドルを握り、2人以外には誰も乗っていません。 ワゴン車のような大型の宣伝車の提供は上部団体からなく、政治資金も不足しているでしょうから、おカネを切り詰め、選挙事務所の応援部隊も極めて少人数なのでしょう。促成の新党ですから、候補者の知名度は低い。新聞の情勢分析には名前も
多数派の意見すら尊重されない実態 10月22日、衆議院選挙の投開票が行われる。今回も政党間の選挙協力がどれだけ進むかによって、結果の明暗が分かれるだろう。 2014年の衆院選。東京1区では自民党の山田美樹氏が10万7015票を獲得して当選した。次点の8万9232票で落選したのは当時民主党の代表だった海江田万里氏だ。代表の落選は民主党に大きなダメージを与え、その後に他党と合流し、民進党と改称する契機のひとつとなった。 この選挙で注目したいのは、3位だった日本共産党候補の冨田直樹氏が3万2830票を獲得したことだ。仮に冨田氏に投票した人に、「山田氏と海江田氏のどちらを支持するか」と聞いたら、多くの人が海江田氏を選んだのではないだろうか。もし民主党と共産党が選挙協力し、候補を一本化していたら選挙に勝っていたかもしれない。 2016年の参院選では、民進党は他の野党と選挙協力を行い、32区ある「一人
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