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ブックマーク / diary.lylyco.com (8)

  • いまノりにノっている橋下市長を倒す方法|ボクノタメニ泣イテクレ > 雑記

    長らくジリ貧の大阪が、或いは、日が上向く可能性はどれくらいあるのか? 突くとすればここである。いまや、前向きな議論で橋下市長やその一派を倒すことは難しい。なにしろ「現状がイケてない」というデータも「現状を変えるためのシステム変更」という方向性も十分に説得的だ。いまの政治システムが強力な「現状維持バイアス」に縛られていることは、これまでの政権交代劇なんかを茫っと眺めているだけでも十分に想像がつく。まずは政治で物事が変えられる仕組みにしよう、とは至極まっとうな意見である。この点で橋下市長の主張に立ち向かう方法は、たぶん、ふたつしかない。ひとつは「変えるべきではない」に十分な説得力を持たせること。もうひとつは「その新しいシステムをどう使うつもりなのか?」を問うことだ。 大阪(日)は変わらなければならない。この錦の御旗を引き摺り下ろすには「現状維持でオーケー」という民意を引き出すしかない。にも

  • 努力が報われるかどうかなんて社会とは何の関係もない|ボクノタメニ泣イテクレ > 雑記

    どうにも「努力」や「報酬」という言葉が硬直しすぎている。 ・「努力報われる」半数に満たず 格差拡大 大学生冷めた見方(産経新聞) - Yahoo!ニュース 彼ら冷めた見方の大学生たちには、ぜひ「あなたはどうなれば努力が報われたと感じるのですか?」と訊いてみたい。彼らとて少し考えれば、それが多分に多様性を含んだ質問だと気付くはずだ。思うに、そもそも質問の仕方がおかしいのである。たとえば「努力が報われる社会だと思いますか?」なんて訊き方はフェアではない。それはほとんど「一所懸命に働けば地位や富が十分に手に入る社会だと思いますか?」という意味しか持ち得ない。或いは、そう取られることを意図しているとしか思えない。それなら最初からハッキリそう訊くべきだろう。言葉遣いが恣意的にすぎる。 そんなふうに「努力」や「報酬」の定義を矮小化するから話がおかしくなるのである。趣味のサーフィンがうまくなる努力をした

    umeten
    umeten 2009/08/23
    >社会が不寛容で窮屈に思えるのは、不寛容で窮屈な社会の価値観を自分のものとして生きているからだろう。
  • 「働きたくない」から「死にたい」までの距離は結構近い|ボクノタメニ泣イテクレ > 雑記

    「(それ以外にやりたいことがあるから)働きたくない」というのはいい。 問題は「働きたくない(が、他にしたいこととてない)」というケースである。これは要するに「したいこと」はないが「したくないこと」だけはあるという状態を意味する。そこで「働きたくない」という希望が叶ったらどうなるんだろう。まず、最も「したくないこと」が解消されてぽっかり空いた時間に自然と幸福が満ちてきたりはしない。世界はそう都合よくできてはいない。きっと、さしてすることもない休日がそのまま引き伸ばされたような、酷く密度の薄い時間がとろとろと流れ込んでくるだけだろう。そうして、また別の「したくないこと」が浮き彫りになってくる。 いちいち断るのも面倒だけれど、「したいこと」が「日がなごろごろすること」だったり「何もしなくていい時間をぼんやり過ごすこと」だったりするのは別に構わない。それは「(それ以外にやりたいことがあるから)働き

  • 児童の写真も映像もステージもすべて禁止にすればいい|ボクノタメニ泣イテクレ > 雑記

    何が「性欲を興奮させ、刺激する」かなんて真面目に話し合うことじゃない。 ・痛いニュース(ノ∀`):【児ポ法】 自民党・葉梨氏「ジャニーズ上半身裸は『1つの思い出』だからOKと考えている。ジャニーズがアウトになるのは民主党案」 それが性欲を興奮させることが目的で存在するものかどうかに関係なく、人は性的に興奮するのだし、しないときはしないに決まっている。まったく性的要素のないドラマの美少女子役を見て抜ける。そんなロリコンはたぶん少なくない。そりゃあ、入浴シーンでもあれば狂喜乱舞するかもしれないけれど、裸ばかりが興奮のポイントではないし意図的な扇情だけが発情を促すわけでもない。まあ、そんなことはきっとみんな分かっている。その意味で、表現規制の議論なんて適当な線引きをしてなんとなく格好を付けるためだけの茶番である。実にコメディタッチで愉しくさえある。 およそ主観でしかあり得ない「性欲を興奮させ、刺

  • ストリートビューの問題はGoogleの問題ではない|ボクノタメニ泣イテクレ > 雑記

    この件については、みんな難しく考えすぎなんじゃないかと思う。 ・Google の中の人への手紙 [日のストリートビューが気持ち悪いと思うワケ] - higuchi.com blog ・安心社会から信頼社会への移行をグーグルが強制している - アンカテ ・グーグル・ストリートビューに儀礼的無関心を求めるのは筋違い[絵文録ことのは]2008/08/10 そもそもこれはGoogleの問題ではなく、受け入れ側の社会の問題だろう。ぼくは“ストリートビュー”が齎したプライバシー問題というのは、単純に情報到達コストの問題だと思っている。そもそもGoogleというはこの情報到達コストを極小化することでイノベーションを起こしてきた会社だろう。Googleが情報を生み出してきたわけではない。それまでも頑張れば手に入った情報がすこぶる簡単に手に入ようになった。それが凄いのである。今回の“ストリートビュー”が新

    umeten
    umeten 2008/08/12
    重要な指摘だが、少しだけポイントがズレている。問題なのは「コストがかからない」のではなく、「リスクがかからない」ことなのだ。
  • 不幸を減らすためにすべきこと|ボクノタメニ泣イテクレ > 雑記

    犯罪の引鉄になったかもしれない事実はいくつもある。 ・【秋葉原無差別殺傷】人間までカンバン方式 - 何かごにょごにょ言ってます ・秋葉原通り魔事件が例外的犯行だと思えない理由 - 狐の王国 ・秋葉原無差別殺傷事件について雨宮処凛さんと赤木智弘さんにコメントを伺いました。 - 革命的非モテ同盟 歴史的に貧困と犯罪発生率の高さは概ね比例する。けれども、ぼくには秋葉原の件は少し違って見えている。貧困社会に犯罪が多いのは「物盗りが増えるから」という側面が少なからずあると思う。それは端的にいって「パンを奪う犯罪」である。当にい詰めたなら、そうなるのが自然だろう。その点、件の容疑者はパンを狙ったわけではない。無差別殺人である。憤を晴らしたり、世間の耳目を集めたりする効果はあっても、腹を膨らませる効果はまったくない。だから、貧困による犯罪という文脈であの通り魔事件を語ることに、ぼくはいくばくかの抵

    umeten
    umeten 2008/06/13
    「「平均的人間」より劣っている自分を見い出すシステム」がある限り、「あらゆる局面で格差はなくならない。」  だからそのシステムを、思考のパラダイムをぶっ壊す必要がある。ルネサンス的「人間」に死を。
  • 3万人3万様の自殺について語れるなら語ってみればいい|ボクノタメニ泣イテクレ > 雑記

    間違ってはいけない。川田アナの自殺は川田アナ個人の自殺問題でしかない。 ・自殺を無くそうなんて考える前に少しは病気のこと理解してあげてください - 狐の王国 ここに書かれているのは死にたくなる病気の話であって、自殺一般の話ではない。それが、なにやら自殺一般の話に見えるのは、「自殺で一番多いのは健康問題なんだそうだけども、不健康は経済的問題も産むし無理解な人間からの無意味なプレッシャーで病をいわば合併症的に発症してしまう人も少なくないんじゃないかな。」という一文で、どんな原因があるにしろ最終的に死を選ぶのはになるから、という印象を与えるせいだろう。そして、論点をに代表される病気に収斂する。自殺の話をしているようで、病への無理解を糾弾するのが目的なのである。 危ないなぁと思うのは、こうした話が「自殺の話」だと思われがちな点だ。書いた当人は自殺は単なる話の枕で、旨だと自覚しているか

    umeten
    umeten 2008/05/30
    >自殺問題はあくまで個人の問題であって、決して社会問題なんかではないのである。  これが「自殺者の二重の死」です。
  • 将来に希望を抱けない?何温いこと…|ボクノタメニ泣イテクレ > 雑記

    最初に結論を書いておく。希望なんて要らない。まったく不要だ。 ・将来に希望を抱け? 何温いこといっているんですか? - 責任なんて絶対とらねぇ ぼく自身の世代を明かしてから書き始めるべきだろうか。大学卒業が1998年。前年の1997年を象徴する漢字は「倒」。倒産の「倒」だ。1997年というのは、潰れるはずがないと誰もが思っていた大企業が倒産し、護送船団方式に守られていたはずの銀行が破綻した年だ。バブル崩壊から7年、一瞬上向くかに見えた景気は、一転、どん底まで転がり落ちた。そして、就職氷河期はピークを迎えた。当時のぼくはといえば、なんと就職活動もせずフリーターになった。はっきり書いておく。これは時代のせいなんかじゃない。不況を隠れ蓑に気楽なバイト生活をしていただけのことだ。 バイトの仕事は壮大な目標や将来の希望を与えてはくれない。ただ、こなすべき仕事だけはコンスタントに与えてくれる。そういう

    umeten
    umeten 2008/05/29
    「理論より運動」論によく似た、「希望より労働」論。――そして、「沈黙」へ。
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