東京電力福島第一原発事故後、常総生協(本部・守谷市)と国立環境研究所(つくば市)は、家屋内の放射能を調べるため、掃除機内のハウスダスト(室内の塵(ちり))を収集、測定している。ホットスポットエリアの茨城県南部や千葉県北西部などでこれまでに250世帯ほど調査した結果、放射性セシウムの平均は1キロあたり1865ベクレル。焼却灰に関する国の埋め立て基準(1キロあたり8千ベクレル以下)を上回る塵も5世帯で見つかっている。 また、常総生協が茨城、千葉の両県で実施しているセシウムの土壌沈着量調査では、調査対象の17自治体中、放射線管理区域の基準値(1平方メートルあたり4万ベクレル)を上回った調査箇所が全調査箇所の半分以上を占める自治体が11市町にのぼっていることも明らかになった。 常総生協は7月1日午後1時半、龍ケ崎市の馴柴(なれ・しば)コミュニティーセンターで開かれる「長期低線量内部被曝(ひ・ば