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ブックマーク / www.journalism.jp (9)

  • 深夜のシマネコBlog: 凄いというか なんというか

    ●今日発売の朝日新聞『論座』の4月号に、私が1月号に書いた『丸山眞男を(略)』に対する応答集が組まれています。 応答という括りでは(以下 敬称略)「佐高信」「奥原紀晴」「若松孝二」「福島みずほ」「森達也」「鎌田慧」「斎藤貴男」という、これだけでも凄まじいビッグネームが並んでいるワケですが、さらに「鶴見俊輔」(その中に「上野千鶴子」の反応も出てくる)「吉隆明」という、重鎮インタビューでも私の話に触れていただいています。これは内心ガクガクブルブルものですね。 (こうして名前を書くだけでも、全部通して3度ぐらい、名前の間違いがないか、見直してしまった) これについては、論座の少し後の号で再対応します。 決して単純な反論ではなく、前回の話、すなわち既成左派と、私の噛み合わない部分について、もっと明確に深く考えて行こうと思っています。 そうそう、論座の発売日が毎月5日から、毎月1日に変更になったそ

    umeten
    umeten 2007/03/02
    『論座』の応答に対する再論戦の予告。
  • 深夜のシマネコBlog: 子供は超ハイコストを支払っても、生かされるべきなのか

    ●ネタがないので、中途半端に終ってた書きかけの文章を引っ張り出して、ちゃんと終らせてみる。 子供は超ハイコストを支払っても、生かされるべきなのか。 最近は「死ぬ死ぬ詐欺バッシング」が大人気である。(これを書いた時はそうだった) つまり、「子供が難病にかかっているから寄付をしてほしい」というサイトが、ロクに収支を明確にせず、かつ自身の財産をロクに切り崩さず、大量の金を集めているということに対する批判である。 もっとも多いのが、渡航費用の不明瞭さに対する非難。 ただ、少々炎上しすぎだと思うのが、「両親のホテルの宿泊費まで、寄付でまかなっている」という非難。 「移植者のための居住施設があるのに、ホテルに泊まるのは贅沢だ」という考え方があるようだが、私は当然両親の渡航費用や滞在費は寄付でまかなうべきだと考える。そして日語によるサービスの有無を考えれば、日語スタッフが常駐しているようなそれなりの

  • 深夜のシマネコBlog: 格差社会を容認する類の弱者が望むもの

    ●この記事についての注意。 この文章は2006年9月15日に書かれたものであり、いまの私は、この文章のママの考えかたをしていません。 また、私の男女問題の認識につきましては『若者を見殺しにする国』(双風舎)の中に記していますので、必ずそちらを一読していただけるよう、よろしくお願いいたします。 Blog記事というのは、あくまでも著者の考えかたの断片を記しているに過ぎず、その言説を行うためのさまざまな仮定された条件を読み解いて、始めて著者の考え方が読み解ける物であると考えています。 この記事は、私が論壇デビューする前のものであり、さまざまな考え方や書きかたの実験を含んでいます。 特に「過去の記事」というのは「その時点で考えていたこと」に過ぎません。一度でも過去になにか書いたら、一生、その発言について責任を取れという考え方を私は好みません。 当なら、過去の文章に手を入れるのは好きではないのです

    umeten
    umeten 2006/09/16
    言葉の意味はよくわからんが、とにかくすごい自信だ。という感じがするんですけど。
  • 深夜のシマネコBlog: 「『バックラッシュ!』を非難する」への反響について

    ●前回の「『バックラッシュ!』を非難する」について、少将補足を。 「強者男性」「強者女性」という分類が勘違いされているようです。 私の意図する「強者」というのは「≒正社員」。いうなれば「家庭を持とうかな」ぐらいの展望を持つことのできる生活力のある人たちの事であり、決してホリエモンレベルの収入がある人間のことではありません。森永卓郎言うところの「年収300万」(もしくは、将来的にその程度に年収が上がるだろうと期待できる)なら「強者」です。 この辺をちゃんと指摘しなかった事は失敗ですね。 ジェンダーフリー運動などで女性が総合職になれるようになったのは、つい最近の事であり、多くの女性が一般職に甘んじてきたという批判もありましたが、定職につけない弱者男性からすれば、一般職女性は十分に「強者女性」です。 そういうことを「お茶汲みOL」の話で明確にしたつもりだったのですが、もう少し丁寧に前提を明示して

  • 深夜のシマネコBlog: 『バックラッシュ!』を非難する

    ●ということで、今日は双風舎『バックラッシュ!』に対する非難(批判ではなく)。 なぜ「批判」かと言えば、双風舎編集部は自身のブログの中で「同書をつくった意味のひとつは、議論のたたき台になるようなものをつくる、というものなので。」と述べてるが、私は決してこのを議論の叩き台にしてはならないと考える。ゆえる、両者の間に建設的意味を持ちうる「批判」ではなくて、建設的意味をもたない「非難」とする。 まずは簡単にバックラッシュに至る前提を提示する。 1、全体として「男は強者」「女は弱者」という色眼鏡でしかモノを見ていないため、結論がすべて「女性優遇」でしかなく、想像される社会が男女平等とはほど遠い。 2、「社会進出」という名前の会社的な観点でしか強弱を区分していない。「会社での地位=人間の価値」という価値観を推進してしまっている。 1+2、こうした論理がフリーターやニートという「弱者男性」、そして、

    umeten
    umeten 2006/07/06
    フェミニズムの非対称性についての「非難」>>>というかプロテスト(抗議)だな。この問題に関する、別角度からの論点を、同人誌に掲載予定。
  • 深夜のシマネコBlog: 『グロテスクな教養』高田里恵子(ちくま新書)その1と千葉県管理教育の経験談シリーズ

    ●成城トランスカレッジより。 千葉県管理教育の経験談シリーズ by ふぇみにすとの雑感@シカゴ 「70年代千葉県管理教育と日の丸・君が代」 「千葉管理教育その2:業間体育、掃除、給」 「千葉管理教育その3:「男女同室着替え」編」 「千葉管理教育その4:体育編」 「千葉管理教育その5:小学校体罰編」 「千葉管理教育シリーズその6:密告文化と暴力、管理」 「子供を教育する」と息巻くことがどれだけバカバカしくて有害な空回りなのか。ということがよく分かりますね。 ●『グロテスクな教養』高田里恵子 ちくま新書539 1周目読了。 自分にとってまったく未知なジャンルのため、とりあえず2回読むつもり。で、今回はその1周目の感想。 結局、教養主義“論”(と論をカッコにいれるのは、教養主義そのものというよりも、肯定するにせよ否定するにせよ、教養主義を巡る言説こそが教養主義のグロテスクさを際だたせているから

  • 深夜のシマネコBlog: 書評 『若者殺しの時代』堀井憲一郎

    ●小学校低学年の25%「お金が一番大切」 ……どうせまた、くだらないことを言い出す香具師がいるんだろう。 “ヒルズ族”などが話題になる中で、中高生の5人に1人は「お金持ちはかっこいい」と考えている。 このたび経団連会長を退いた、このサイトの扉絵を飾っていただいている奥田……おっとO田碩や、新会長となったお手洗い(笑)さんも「お金持ち」だろう。堀江ではなくて、彼らをビジョンに抱くなら、それはOKなのか? ●書評 『若者殺しの時代』堀井憲一郎 こういうを社会学者やジャーナリストを名乗る人たちは多分読まないんだろうけど、ハッキリ言う。このには80年代の軽薄さのすべてが描かれている。ということは、すなわちバブルの発生と臨界を描いている重大なだということだ。 80年代をこれほどまでに明確にえぐったはない。というか、80年代を覚えている人は、絶対にこんなを書きたがらない。 なぜなら、80年代

    umeten
    umeten 2006/05/20
    しかし、80年代に中高の多感な次期を過ごした団塊ジュニア世代である我々は、当時の大人の軽薄さをけっして忘れてはいない。
  • 深夜のシマネコBlog: 団塊世代ハ神聖ニシテ犯スヘカラス

    ●団塊世代ハ神聖ニシテ犯スヘカラス 昨日の「問題は「金」という言葉が有するイメージ」に多くの反響をいただいているようで、嬉しい限りである。 しかし、なんか私の明示した問題点がちゃんと伝わっていない。ウヨだサヨだのいう論点を利用した私が悪いのかも知れないが、それにしても…… 特にclawさんのところは、clawさん自身も、そのコメントも、問題をあまりに短絡視し過ぎていて、「給料を貰うことが困難な底辺を這いずるしかない若者にとって「金」というのは、人間の尊厳そのものである」という、もっとも重要な視点にまったく降りてきていない。 山野やタイゾーなんてのは、あくまでも例示に過ぎないのだから、そこに突っかかったって意味はない。 コメントを一つだけ抜き出しておく。 # anderson 『バブルでエエ目でけへんかったからウヨになるんや〜って、そんなアホな。 なにを勘違いしているのかは知らないが、私はあ

  • 深夜のシマネコBlog: 問題は「金」という言葉が有するイメージ

    ●問題は「金」という言葉が有するイメージ 「CLick for Anti War 最新メモ」の2006-03-03 より 個の中で引用されていた「嫌韓厨が顔まっかにして泣きながら怒る一言って?」スレッドの引用に、こんなものがある。 【一言】 「山野車輪って、一生『嫌韓流』しか描かないのかなあ?」 【解説】 「代表作は『嫌韓流』です」・・・かなり香ばしい漫画人生ではある。 思うに山野車輪は、一般的な漫画家が持つメリットのほとんどすべてを 捨ててる気がするんだが。つまり、 ・サイン会ができない ・友人に自慢できない ・親戚に自慢できない(「親戚が口をすべらして正体バレ」が怖いので) ・漫画家の友人ができない(同上) ・海外版が発売されない ・テレビに出演できない ・メジャー誌に書かせてもらえない 等々。 確かに、箇条書きにされた内容はその通りだとしか言いようがない。 ただ、問題は箇条書きの部

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