→紀伊國屋書店で購入 「「障害者ビジネス」に参入するときの必読書」 タイトルの通り、障害者を取り巻く経済についてまとめられている。ストレートな内容である。しかし、このような直球の書籍はこれまでなかった。 障害者について論じられた書籍というと4つのタイプにまとめられる、と著者は書く。 第一に、障害者本人またはその親が経験を書いた「自伝タイプ」。第二は、障害者の法制度を書いた「制度論タイプ」。第三は、障害者本人またはその関係者が障害者観について語る「観念論タイプ」。そして、第四が障害者の知られざる意外な一面を書いた「意外性タイプ」。 多くの障害者関連の書籍は前者の3タイプに属する。出版社は障害や福祉をテーマにした小出版社が多い。読者層も障害者の関係者という狭い世界に止まっている。多数派である健常者には、障害者の現実は伝わらない構造になっている。「意外性タイプ」は、一般読者を想定しているため大手
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