30日に営まれた女優、樹木希林さんの葬儀・告別式で、喪主は喪主は夫でロック歌手の内田裕也さん(78)が務めた。しかし、内田さんの体調を考慮し、長女でエッセイストの内田也哉子さん(42)が遺族代表のあいさつに立った。主な内容は次の通り。 ◇ 「私にとって母を語るのに、父、内田裕也をなくして語れません。本来なら、このような場で語ることではないのかもしれませんが、思えば、内田家は数少ない互いへのメッセージ発信をいつも大勢の方々の承認のもとに行っていた奇妙な家族でした。 また生前、母は恥ずかしいことこそ、人前でさらけ出すというやっかいな性分だったので、皆様が困らない程度に少しお話しさせてください。 私が結婚するまでの19年間、うちは母と私の2人きりの家庭でした。 そこにまるで、象徴としてのみ君臨する父でしたが、何をするにも私たちにとって大きな存在だったことは確かです。 幼かった私は不在の父の重すぎ
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