入試問題のネット投稿は罪に問えるのか。京都大などの試験問題がインターネットの質問サイトに投稿された問題で、京都府警や警視庁は偽計業務妨害容疑などで捜査に乗り出す方針を固めたが、違法性の見極めには「時間が必要」と慎重姿勢で臨む。一方、専門家からは「重大性を考慮すれば、刑事罰を問うのは妥当だ」との指摘もある。関連記事入試問題流出で京都大が被害届提出へ立教大、偽計業務妨害で告訴へ 入試問…記事本文の続き 捜査関係者によると、投稿者の特定については、京都府警では刑事部に加え、生活安全部のハイテク犯罪対策室も加わり、捜査を開始。警視庁も刑事部が捜査を担当する。 捜査では、入試問題が投稿された「ヤフー知恵袋」を運営するヤフージャパンに対し、端末のネット上の住所にあたる「IPアドレス」やサイトの通信履歴など、投稿者の特定に必要な情報提供を求めるとみられる。 ただ、容疑として想定する偽計業務妨害について、