「特別扱いのような言動も、いわゆる『リップサービス』で被害者に落ち度はない」 無店舗型風俗店のデリバリーヘルス(デリヘル)で働く女性に、「風俗店勤務していたことを元夫にばらす」「元夫に裸の写真を見せる」などと脅したとして、脅迫罪に問われた兵庫県たつの市、元県立高校教師の男(67)の判決公判で、神戸地裁は昨年11月22日、男の“勘違い”をこう断罪した。女性へのプレゼントに100万円をつぎ込み、店を通さずに会えることを得意げに感じていた男。結局は女性にふられてしまい、逆恨みして「リベンジ(復讐)ポルノ」に及ぼうとした。かつては教壇に立ち英語を教えていた男は、法廷で被告人として、勘違いからストーカー行為に至ったいきさつを赤裸々に打ち明けた。(清作左)「別料金なく本番」を自慢 検察側の冒頭陳述などによると、男は平成24年11月、妻に先立たれた。その寂しさを埋めるため、風俗店を利用するようになり、翌