日本通信とVAIOが、2015年3月12日にスマートフォン「VAIO Phone」を発表した。VAIOがスマートフォン市場に参入するとあって、VAIOファンが大きな期待を寄せていた。ところが、実際の商品はファンの期待したものとはまったく異なる内容であったことから、失望の声が数多く上がっている。なぜ、このような結果となってしまったのだろうか。 鳴り物入りで登場したVAIO Phoneだったが これまで、ソニーのパソコン事業のブランドとして広く知られてきた「VAIO」。しかし、ソニーは2014年に業績不振から戦略を見直し、パソコン事業を外部ファンドに売却した。その結果、ソニーから独立した「VAIO株式会社」が引き継ぐこととなった。現在は、国内主体へと、事業を縮小しながらも、VAIOならではの個性あるパソコン開発を続けている。 そのVAIOが昨年末、仮想通信事業者(MVNO)の1つである日本通信