ウィッツ青山学園高校(三重県伊賀市)の通信制で、不適切な教育が行われていたとして、文部科学省は1日、伊賀市に対し、同校への指導強化を求める通知を出すことを決めた。 同市教委によると、同校は教育特区の市内で教員が行うべき添削指導を、市外のキャンパスで教員以外の職員が行っていた。また、大阪市内のテーマパークで土産を買った際のお釣りの計算を「数学」としたり、バスの移動中に外国映画を流して、それを「英語」の授業にしたりしていた。 文科省によると、こうした行為は構造改革特区法などに違反し、教育内容も学習指導要領に沿わないという。通知は2日に出す予定で、同省は同市に対し、新入生の募集停止を同校に要請することなどを求める。