大阪府警富田林署から8月に樋田淳也被告(30)(起訴)が逃走した事件で、当時、留置場で勤務していた男性巡査部長(42)が、私物のスマートフォンでアダルト動画を見ていたことがわかった。 府警によると、樋田被告が逃走したのは8月12日午後8時頃で、警察官には立ち会いが認められない弁護士との接見終了後。巡査部長は午後9時頃、規定で留置場への持ち込みが禁止されているスマホを持ち込んで約40分間、閲覧し、逃走に気づかなかった。 府警は10月26日、巡査部長や署長ら7人を減給などの懲戒処分とし、経緯などを発表。この際、「巡査部長は野球のニュースなどを見ていた」と説明していたが、アダルト動画については公表していなかった。 理由について、府警幹部は「スマホの持ち込みが処分の対象行為で、閲覧内容は関係ないとの判断だった。意図的に隠した訳ではない」と話している。