【パリ共同】フランスの税関職員らが労働条件の改善を求め、パリの駅で税関検査を強化する「ストライキ」を続けている問題で、ロンドンとの間を結ぶ高速鉄道ユーロスターは28日、運行の混乱が4月3日まで続く見通しだとして、必要がなければパリ―ロンドン間のユーロスターを利用しないよう強く勧告した。 税関職員は今月上旬、賃上げや英国の欧州連合(EU)離脱に向けた職員数の増加を求め「熱意のストライキ」と称して国境の検問で検査を強化する活動を始めた。ユーロスターの発着するパリ北駅では長い列ができ、ユーロスターは運行の大幅な遅れや一部列車の運休を強いられている。