本研究は,使徒教父文書と呼ばれる文書の中でもディダケー(十二使徒の教訓)と呼ばれる文書と,新約聖書・マタイによる福音書の関係を明らかにすることを通じて,キリスト教という宗教の起源に関する学術的な探求に寄与することを目的とした一連の研究の中に位置づけられる。 本研究ではディダケーを巡る研究史と現在の研究状況を概観したのち,マタイ福音書とディダケーの関係を解明する鍵の一つとして,ディダケーに四箇所現れる「福音」(εὐαγγέλιον)の語の意味内容について解明するため,予備的考察を行う。
カトリック小事典 ディダケ(『十二使徒の教訓』) Didache 1世紀の論文で、紀元100年以前に書かれたもの。本書は1833年にギリシャ正教のニコメディアの大主教ブリュエンニオス(Bryennios)によって写本の中に再発見され、それによって1875年に同大主教は聖クレメンス1世の書簡全文を発行した。『十二使徒の教訓』は3部に分けられる。1)二つの道、すなわち生命の道と死の道。2)洗礼、断食、告白、聖体拝領についての典礼用手引。3)職務についての小論。教義上の論説が前提になっている。生命への道は神と隣人に対する愛である。死の道は避けるべき悪徳の列挙である。洗礼についての簡単な教え、使徒・司教・助祭への言及、キリストの来臨に注目しそのために準備するようにという勧告がある。 p.223 Wikipedia ディダケー、(12使徒の遺訓、コイネーギリシア語: Διδαχή) は、教えを意味す
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