Uberのような「既存業界破壊型」のビジネスがアメリカでじわじわ合法化されている影には、この手のビジネスがアメリカの政治的保守派にウケがいいという謎がある。 この間、「Uber and Goliath」というタイトルが表紙に書いてある雑誌を図書館で見かけた。表紙のイラストは、黄色と黒のチェックの服を着てTAXIとかいてある帽子(?)を被った腹の出た巨人と、背中に「U」と書かれたチュニックを着てiPhoneを振り回しているスリムな長髪男性が戦っている様子だ。 ダビデとゴリアテといえば弱小な者が強大な者を打ち負かすという表現で、ゴリアテ=強大な者である。私的にはUber=タクシー業界をいじめる巨人、なので、逆の描写に「ほえ?」と思って手にとって読んでみた。中身は、ちゃんと調べて書かれてはいるものの、 「既得権益をもった悪魔のカルテルであるタクシー業界に果敢に立ち向かうベンチャーUber」 とい
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