岐阜県庁のサーバーから女性職員の個人情報を入手したほか、アイドルらが利用するメールサーバーに不正接続したとして神奈川県警サイバー犯罪対策課は22日、岐阜県職員の男(46)(岐阜市)を同県個人情報保護条例違反と不正アクセス禁止法違反の疑いで逮捕した。 職員は、入手した個人情報からIDやパスワードを割り出し、他人のメールを盗み見るなどしたという。県警などによると、不正アクセス被害は近年、増加傾向にある。被害に遭った女性はプライバシーを侵害された恐怖を語る一方、安易な数字をパスワードに使ったことを悔やんでいる。 発表によると、職員は給与支給事務を担当していた2014年4~9月頃、職場のパソコンから給与システムに接続し、県や関連団体の女性職員約1万500人分の生年月日、住所などの個人情報を入手したほか、同9月~昨年6月頃、女性4人が利用していたヤフーメールのサーバーに不正接続した疑い。 同課幹部に