「冷やし中華」のスープ有りバージョンではありません。「冷やしラーメン」(店によっては「冷たいラーメン」)は、見た目には「通常の温かい醤油ラーメンを冷たくしたもの」ですが、この美味しさは食べてみなければわかりません。今や、山形名物として県内の至る所で食べることができる「冷やしラーメン」。このラーメンを65年前に考案し、一躍山形を代表するグルメにまで押し上げた「元祖冷しらーめんの店 栄屋本店」を訪ね、その美味しさを探ってきました。 ▲暑い夏は冷たいラーメンのとりこに 「元祖冷しらーめんの店 栄屋本店」は、平日のお昼ともなると店の前に長蛇の列ができる人気店。山形の夏を彩る「花笠まつり」開催中は日に700人もの来店があると言うから驚きです。 冷やしラーメンの開発に取り組んだ初代店主の阿部専四郎(あべせんしろう)は、13歳の頃から山形の老舗そば屋で修行し、 昭和7(1932)年、25歳の時に山形市本