2009年12月09日 トリコロール 今まで何度かコメントをした外交誌廃刊問題については、先日の岡田外相の記者会見で、存続の方向で検討したいと言及しておりました。記者会見の発言自体、きわめて常識的で、バランス感覚があり、賢明なご判断と感じております。 それにしても、外相が岡田克也さんであったのは、今の民主党政権の混迷する外交を考える大きな安心材料です。岡田外相とは就任前に何度かお会いして直接お話しをおうかがいする機会がありましたが、とても真摯で堅実な方だという印象がありました。東大法学部では三谷太一郎先生の演習もとられ、幅広く日本政治外交史の本を読んでおられます。また現政権では、沖縄担当で前原誠司国交相が入閣され、また長島昭久さんが防衛副大臣になっておられるのも、本当に心強い限りです。このお二人とは、『中央公論』と『三田評論』でそれぞれ座談会をご一緒させていただきましたが、人間的にとても魅