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ブックマーク / artscape.jp (2)

  • メディア・デバイスが規定する塔体験──「ザ・タワー──都市と塔のものがたり」レビュー:フォーカス|美術館・アート情報 artscape

    東京タワーと東京スカイツリーの大きな違いのひとつは、前者の映像体験が「見上げる」ものであるのに対し後者は「望む」ものである点だと思う。 イメージセンサのサイズが小さくかつレンズ技術が発達した結果、望遠側が充実したデジカメをみんなが持つようになっているところへ登場したのがスカイツリーだ。日橋から東の地域、たとえば馬喰町あたりを歩いていると、通りのずっと向こうにスカイツリーがヌッと姿を見せることがあってびっくりする。そして写真に撮る。 一方、東京タワーのよくある写真はといえば、ほぼ真下から脚のひとつを画面に入れパースを強調したものだ。画像検索で「東京タワー」とググるとそういう絵ばかりがヒットする。 タワーという象徴性の高い建造物においては、メディアを通して見る体験が占める割合が大きく、現在のような写真を撮ってネット上でシェアする時代にあっては、みんなの手元にあるデバイスが見え方を規定するので

    undercurrent
    undercurrent 2012/04/20
    「タワーという象徴性の高い建造物においては、メディアを通して見る体験が占める割合が大きく」「みんなの手元にあるデバイスが見え方を規定するのではないか」
  • ブックナビゲーション 07年1月/オルタナティブな出版の拡大|森川嘉一郎

    1冊の小説を買うために、2時間半も並ぶという体験をした。ピーク時は3時間待ちだったらしい。2006年末の第71回コミックマーケットを皮切りに発売された、虚淵玄『フェイト/ゼロ Vol.1「第四次聖杯戦争秘話」』(TYPE-MOON、2006)である。発行元のTYPE-MOONはいわゆる出版社ではなく、小さなゲーム制作会社。しかも4年前までは、単なる同好会だった。ゲーム開発用フリーソフトの登場やCD-ROMプレスの低価格化とともに、個人や同好会でパソコンゲームをつくり、それをパッケージソフト化することが容易になってきた。そうした背景もあって、ゲームをつくるアマチュアサークルが急増している。さらなる要因を加えるとするなら、それはまさにTYPE-MOONに代表されるスターサークルの出現だ。 TYPE-MOONが制作した伝奇ビジュアルノベル・ゲーム『月姫』は、コミックマーケットなどの同人誌即売会

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