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ブックマーク / magazine-k.jp (2)

  • 無名の新人が書いた地味な分野の本に、ありえないほど長いタイトルをつけて売ろうとした人文書出版社の話

    ある日、いつものようにツイッターを立ち上げてタイムラインをぼんやり眺めていたら、なんだかとてつもなく長いタイトルのについてのツイートが流れてきた。発信者はそのの版元の編集者で、題名は『「舞姫」の主人公をバンカラとアフリカ人がボコボコにする最高の小説の世界が明治に存在したので20万字くらいかけて紹介する』――カギカッコを含めて60文字もある。ただ長いだけではない。一つひとつの言葉に見覚えはあるが、そのつながりがよくわからない。いったい「舞姫」と「アフリカ人」がどうつながるんだろう? タイトルだけではまったく内容の想像がつかないので、書店にでかけたときに立ち読みをしてみた。思ったより、ちゃんとしてる――というのも変だが、そう感じた。なにしろ版元はあの柏書房である。私はアルベルト・マングェルの『読書歴史 あるいは読者の歴史』やアレッサンドロ・マルツォ・マーニョの『そのとき、が生まれた』

    無名の新人が書いた地味な分野の本に、ありえないほど長いタイトルをつけて売ろうとした人文書出版社の話
  • 電子図書館のことを、もう少し本気で考えよう

    OverDrive一社独占 ご存知の方もいるかもしれないが、米国ではほとんどすべての公共図書館で「電子書籍のダウンロード貸出サービス」が提供されている。単館の場合もあれば、カウンティ(郡)の公共図書館コンソシアムで提供している場合もあり、コンソシアムの場合は参加館の利用者がダウンロード貸出を利用できる。すごいのは、ほぼOverDrive社の一社独占ともいってよい状態であることだ。 利用者は、自宅にいながら図書館のウェブサイトにアクセスし、そこからデジタル資料のダウンロード貸出のページに移動する。自分の利用する図書館(または参加館)を選び、図書館カードの番号を入力し、PIN(パーソナル・アイデンティティ・ナンバー:図書館カードの暗証番号)を入力してログイン。これで自分が読みたい電子書籍を探しダウンロードできるようになる。ダウンロードした電子書籍は自分のパソコンや、対応していればiPadやiP

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