9月17日、安保法案抗議のための国会包囲行動に参加した。現場に到着したのは15時くらいだったと思う。 電車を降りて、国会前に向かう道でまず気になったのは「ブース」がどうのこうの、「ブースの左側を通行するようお願いします」といったアナウンスや看板設置が警察によってなされていたことだった。最初、「ブース」が一体何なのかさっぱりわからなかった。警察に問うてみると、警察が設置したコーンのなか、抗議する人たちが押し込められている場所を「ブース」というのだと説明してきた。意味がまったく分からない。ここは歩道であり、路上であり、自由な空間である。いつのまにか、警察によって舞台設定がなされていることがわかる。国会前の警察による空間管理は徹底かつ効果的になされており、国会に近い車道側には警察官が立ち、その内側がまず歩行者レーンであり、さらにその外周側が「ブース」となっている。つまり、抗議する人々は国会から、