第13回 官邸前金曜行動が進めた新しい社会への偉大な一歩 ●見まがう光景 インターネット中継でその光景を見たとき、私はそれが日本の出来事だとはにわかに信じられなかった。人々が完全に一帯を占拠し、広場状態になっている。昨年春のタハリール広場かウォール街占拠運動の動画が間違って配信されてきたのかと思ったほどだ。しかし、プラカードには日本語が書かれ、音声からも私が理解できる言葉が聞こえてくる。そうか、ついに日本の市民も快挙を成し遂げたのだな、と思った。 それまでの私は、日本でこんな形のデモなんて二度と起きないと思いこんでいた。安保闘争などの政治の季節が去り、学生運動に暴力が持ち込まれることで深く傷ついた日本の市民の多くがもう政治はこりごりだと思っているに違いないと勝手に解釈していた。それだけにこのとてつもない人数は私にとっても驚天動地の出来事だ。 6月29日の行動参加者数は、最も少ない警察発表で
東京東部労組の長崎広です。6.29官邸前行動を報じたTV朝日「報道ステーション」で鳥越俊太郎氏がコメンテーターとして発言していました。鳥越氏の「労組」に関する無理解に疑問を感じました。 *********************************************************************** 鳥越俊太郎さんへ質問です。 一言だけ言わせてください。 東部労組は結成以来、組合員に動員費の支給は一切ありません。交通費支給も一円も ありません。東部労組内の争議支援も友好労組争議支援でも全部自腹です。もちろん 互いの真剣な訴えと組合員ひとりひとりの積極的な自覚と思いがなければできないこ とです。毎年100名ほどの組合員が参加する5月1日の日比谷メーデーも、有給休 暇やストライキでの参加です。何回か弁当支給だけはありましたが、それも無い時の ほうが多いです。組合財政
6月1日午後、野宿者の排除をめぐり、区役所に抗議をしたことが「威力業務妨害罪」に当たるとして起訴された園良太さんの第2回公判が、東京地裁であった。この日は江東区の職員3人が検察側証人として出廷。事前に打ち合わせがあったのだろうが、あいまいな供述や、上司に責任を押しつける発言が目立ち、静寂の傍聴席から失笑が漏れた。 午後12時半過ぎ。庁舎前では傍聴を求める人々が50人近くに脹れあがり、抽選を待っていた。当選番号が掲示されると、全員がいったん入館し、当選券を配分した。 エレベーターを4階で降りると、なんと裁判所職員らが大挙して通路を封鎖(イラスト)。ボディチェックと持ち物回収に応じなければ通さない、というのだ。私はベルトのバックル、腕時計、財布の金属がセンサーに反応し、そのたびに現物を見せざるを得なかった。 刑事第429号法廷にも、厳戒態勢が敷かれた。傍聴席の前後に職員が立ちふさがり、視界を遮
暴露された「運動つぶし」の狙い〜園良太「威力業務妨害事件」初公判に80人 「職業は?」「フリーターです」。東京地裁・村山浩昭裁判長の人定質問から被告・園良太さんの「威力業務妨害」事件の初公判が、5月18日午前10時より始まった。検察官は冒頭、園さんが「2月9日、江東区役所内で“江東区は野宿者への暴力をやめろ”など大声でどなるなどして、職員の業務を妨害した」と公訴理由を述べた。これに対して園さんは、30分にわたって堂々と意見陳述。野宿者は利益最優先の社会構造の中で生み出された弱者であること、江東区は弱者救済どころか堅川河川敷の野宿者を排除するために6年にわたり暴力行為を行ってきたこと、そして園さんらが交渉申し入れに区役所窓口に行ったら、逆に職員に宙づりにされ強制排除されたことなどを生々しく語った。 排除され入口でやりあっているときに、園さんは腹立ちまぎれに建物のガラスを蹴って割ってしまった。
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12月19日午後2時に開かれたソウル市本会議で、52本の案件のうち51番目に上程 された学生人権条例案は、午後6時40分、在席87人に賛成54人、反対29人、棄権 4人で可決した。 ソウル市の学生人権条例案制定は、京畿、光州に続いて3番目だ。京畿学生人権 条例は教育庁が主導していたが、ソウル学生人権条例案は住民発議によるもの で、その意味は大きいものと見られる。また、通過に賛成の立場を示したソウ ル市議員は、行政区域で最も人口が多い首都ソウルで学生人権条例案が通過し、 他の地域にも影響すると評価した。 学生人権条例案は、市議会の会期最終日の19日まで常任委を通過せず、通過し ない危機に陥っていた。市議会70%以上を占める民主党の議員があい昧な態度 を見せたが、この日、民主党所属の議員は党論で学生人権条例案通過を採択した。 通過した条例案は、住民発議案を修正した内容があるが、核心の争点になっ
松原です。 11月20日のNHK総合テレビ、午前9時の番組で中曽根元首相が登場し、いろいろ発言 しました。そのなかで、国鉄分割・民営化に関して、意識的に国労つぶしを狙った ことを明らかにしました。以前にも中曽根はこうした発言を繰り返していますが、 今回は、よりいっそう露骨でした。 中曽根の発言は「55年体制(自社体制)崩壊は意識的にやったのか?」のNHKの質問 に「意識的にやった」と答え、続けてこう述べています。 「国労が総評の中心だった。いずれこれを(国労を)崩壊させなきゃいけない。民 営化で、国労が崩壊し、総評が崩壊し、そして社会党が崩壊した。一連でやったこ とで、意識的にやった」 国の最高責任者が、公共の電波であけすけに「不当労働行為」(労働組合法で禁じ られている組合つぶし)を意識的にやりました、野党をつぶしました、と言ってい るのだから、あきれてしまう。 私は、不法行為発言を垂れ
JAL問題をテーマにした「ガイアの夜明け・JAL再建の真実」がテレビ東京で、2月1日夜に放送されました。最初のほうで、12月末の整理解雇にいたる客室乗務員の人たち(キャビンクルーユニオンの内田妙子委員長が中心)のたたかいや思いを追っていて、ちょっと期待してみていたのですが、中段から後半への展開は「ひどい」の一言でした。 「整理解雇」の問題点に迫ることはなく、番組のメインテーマは、「経営再建は社員の意識改革にあり」とするもので、稲盛和夫会長の「経営哲学」を実践する幹部パイロット(100数十名のパイロットのトップ)の話が軸になっています。このパイロットは「今まで経営のことを考えたことはなかった。これからはパイロットもお客を増やすこと、営業を考えなくてはいけない」というわけです。職場のあちこちには「稲盛哲学の言葉」が掲げられています。 この幹部パイロットの部下である一般パイロットが、さっそく「営
みなさんへ 東部労組の菅野です。2010年11月にNPO法人労働相談センターと東京東部労組に寄せられた「職場のいじめ」相談 メールのまとめを報告します。 ************************************************************************* 「職場のいじめ」メール相談事例(2010年11月分)のまとめ NPO法人労働相談センター 全国一般東京東部労組 2011年1月17日 1、コンビニのアルバイト。店長から「お前は頭が悪い」「お前はカタワか」「誰もお前なんか必要 としない」等々の罵声や暴言を連日浴びせられる。またささいなこと(店内の汚れや備品のズレ)で罰 金を度々とられている 2、コンビニのアルバイト。クリスマスケーキ販売のノルマとして、ひとり17個以上の達成が強制。 一個3000円もする物を家族や親せき、友人にも売れという。売れ
フランスでは今、年金改革法案に反対する運動が大きく広がっている。夏休み前にも大きなデモがあったが、国民議会と元老院(日本の衆議院と参議院にあたる)に法案がかかった9月の初めから現在(10月23日)までに、6度にわたる大きな全労働組合共闘の全国デモ(100万人〜300万人)が行われ、スト運動がつづいている。とりわけ、製油所12か所がすでに1週間もストで停止、石油の倉庫もつぎつぎと封鎖されたために、多数のガソリンスタンド(一時は全体の3分の1)が供給切れとなり、欠乏状態をうみだしている。また、ここ2週間ほどでまず高校生、つづいて大学生の中にも反対運動が広がってきて、デモが繰り返され、封鎖された高校もある。 10月25日からの3週間弱の日本滞在(飛行機が予定どおり飛べば)をひかえ、この大規模な社会運動について詳しく書く余裕がないのだが、1995年の大規模な長期スト(このときも年金改革反対運動)、
200のビジネスホテルを全国展開する東横インで、フロントやルームメイク担当の女性正社員らが「東横イン労組」を結成した。25時間勤務なの に、仮眠・休息も取れず、サービス残業は膨大で、深夜は1−2人で全館を管理させられる。半畳の閉所に8日間拘束される「内観研修」も強制される。大阪地 裁でも「過労死的労働・人権侵害研修」と女性達に訴えられているが、会社は、未払賃金請求は「教条主義的な左翼理論」、内観研修は「唯物論的理解では把握 できない精神心理技法」と反論している。ビラや報道により、全国から労組加入が拡大している。東横イン労組のアドレスは、toyokoinn-roso@hotmail.co.jp、tel&faxは、06-4793-0735大阪全労協気付である。また全国の仲間対象の「東横イン・労働人権ホットライン」も、全国一般全国協が各地に開設している。詳細情報は、http://www.yo.r
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