XFSは、巨大ストレージでの利用を視野に入れた64bitファイルシステムである。膨大な領域を効率的に利用するため、XFSにはさまざまな仕組みが組み込まれている。(編集局)
XFSは、巨大ストレージでの利用を視野に入れた64bitファイルシステムである。膨大な領域を効率的に利用するため、XFSにはさまざまな仕組みが組み込まれている。(編集局)
SSLサーバ証明書において標準となっているRSAに加え、「ECC(Elliptic Curve Cryptography:楕円曲線暗号)」と「DSA(Digital Signature Algorithm:デジタル署名)」という2つの暗号アルゴリズムの提供を開始したベリサイン。その背景と狙いとは? 2つのアルゴリズムに対応したSSLサーバ証明書 オンラインショッピングサイトで何かを購入するとき、あるいは新しいWebサービスに会員登録するとき……我々は当たり前のように暗号化技術を利用している。実は、このWebの暗号化技術の裏では、さまざまな暗号アルゴリズムが活用されている。 日本ベリサインは2月14日、これら暗号化通信の基盤であるSSLサーバ証明書の対応アルゴリズムの拡張を発表した。具体的には、「ECC(Elliptic Curve Cryptography:楕円曲線暗号)」と「DSA(Di
デジタル・アイデンティティの世界へようこそ はじめまして、OpenID Foundation JapanでエバンジェリストをしているNovです。 この連載では、僕を含めOpenID Foundation Japanにかかわるメンバーで、OpenID ConnectやOAuthなどの「デジタル・アイデンティティ(Digital Identity)」にかかわる技術について紹介していきます。 APIエコノミー時代のデジタル・アイデンティティ 世界中で9億人のユーザーを抱える「Facebook」や5億人のユーザーを持つ「Twitter」など、巨大なソーシャルグラフを持つサービスが、日々その存在感を増しています。日本でも、グリーやモバゲーなどがそれぞれソーシャルゲームプラットフォームを公開し、国内に一気に巨大なソーシャルゲーム市場を作り上げました。最近では、ユーザー数が5000万人を突破し、プラット
グラフ問題に特化したバルク同期並列「Pregel」 「Pregel」はグラフ問題に特化したソリューションとしてグーグル社で開発され、「Bulk Synchronous Parallel(BSP、バルク同期並列)」の概念を用います。PregelでSSSP問題をどのように解決できるかを見ていきます。 BSPの概念 BSPは並列アルゴリズムを実行するための計算モデルで、「superstep」という処理単位を繰り返し実施し、分散環境で問題を解決する概念です。 処理の流れ Pregelの考えで、SSSP問題を解決する際の都市間でのデータ授受の流れ(BSPの各superstepにおける処理)を示します(分散環境では、各都市の処理は異なったプロセッサで処理され、スケーラブルな構成になります)。
表のような転置インデックス完成後は、クエリに対する結果を返す処理は簡単です。例えば、ユーザーが「Vim」というクエリを発行すると、検索エンジンは「Vim」を含む文書IDリストを返します。表では文書IDの「2」を返します。 検索エンジンを取り巻く7つの技術 検索エンジンのコア技術は前節で紹介したインデックスです。しかし実際に、検索インデックスだけで構成する検索エンジンから、検索サービスを構築するには多大なコストが掛かります。以下の節で検索エンジンを利用したシステム、検索サービスを構築する際に便利なコンポーネントを紹介します。 これらの機能のいくつかは、多くの検索エンジンが組み込んでいます。一方で、簡素な検索エンジンは、以下で紹介するコンポーネントをサポートしていないため、ユーザーが独自に開発するか、その機能を持つコンポーネントを組み込む必要があるものもあります。 【1】トークナイザ 検索エン
パケットキャプチャのツールとしては、tcpdumpやEtherealなどがよく使われるが、パケットに含まれるテキストデータの内容を基にキャプチャしたいなどの場合は、これらのツールよりも Network Grep(ngrep)と呼ばれるツールを用いる方が効率的な場合がある。 ●ソースコードの入手、コンパイル ngrepの公式サイトからアーカイブを入手し、コンパイルを行う。最新版は、5月9日時点で1.42である。 コンパイルに当たっては、libpcapが必要だが、パケットキャプチャにtcpdumpやEtherealを活用している環境であれば、すでにlibpcapは入っていると考えて差し支えない。必要であれば、UNIX版はtcpdump公式サイトから、Win32版はWinPcap公式サイトから入手可能だ。 Debian GNU/Linux 3.0を使っている場合、apt-get install
連載目次 HTML 4が登場したころは、シングルコアのCPUしかなく、HTMLとJavaScriptで実現できる処理も限定的であったため、処理を逐次実施するシングルスレッドでの処理に不満を抱くことは少なかった。もっとも、HTMLとJavaScriptは同一のUIスレッド上で処理を行うため、JavaScriptで動的にHTMLコードを生成する処理や、高負荷の処理がある場合、HTMLレンダリングが遅延したり、最悪の場合はブラウザがフリーズしたりしてしまうということがあった。 近年では、マルチコアの端末が大多数を占めるという物理的な環境の改善のほか、HTML5の台頭により、HTMLとJavaScriptを高度に活用したWebアプリケーションが増えてきている。そのため、JavaScriptコード自体をマルチスレッドで処理したいという要件も多くなりつつある。 例えばファイルにアクセスする際のI/Oや
(1)Ajax XmlHttpRequestオブジェクト(JavaScript)を利用した非同期通信処理のこと。Googleマップを筆頭とするWebアプリケーションで活用されている。ブラウザからサーバ側に非同期でリクエストを実施してデータを受け取り、JavaScriptにより部分的にページを更新することで、ページ全体を更新するよりも低負荷でサーバと通信できる。また、通信中も操作を継続できるので、エンド・ユーザーの操作を妨げられることもなく、ユーザビリティに優れる。デメリットとして、基本的にブラウザからのリクエストで動作する仕組みなので、サーバ側から自動でデータを送信することはない。
ユーザー同士のつながりを元に時系列に140文字のメッセージを20個ほど表示する――。Twitterのサービスは、文字にしてしまうと実にシンプルだが、背後には非常に大きな技術的チャレンジが横たわっている。つぶやき数は月間10億件を突破、Twitterを流れるメッセージ数は秒間120万にも達し、ユーザー同士のつながりを表すソーシャル・グラフですらメモリに載る量を超えている。途方もないスケールのデータをつないでいるにも関わらず、0.1秒以下でWebページの表示を完了させなければならない。そのために各データストレージは1~5ms程度で応答しなければならない。 Twitterのリスト機能の実装でプロジェクトリーダーを務めたこともあるNick Kallen氏が来日し、2010年4月19日から2日間の予定で開催中の「QCon Tokyo 2010」で基調講演を行った。「Data Architecture
本コーナーは、Windowsシステム管理者向けの書籍から、主要なチャプターをそのまま転載し、その内容を紹介するものです。 今回ご紹介する『サーバー管理者のためのイベントログ運用の基本』は、Windowsサーバ管理では欠かすことのできないイベントログについて、基礎から実践的な活用方法までを1冊にまとめたものです。 周知のとおりイベントログは、構成変更や障害発生、セキュリティ監査など、Windowsシステムで発生するさまざまな事象(=イベント)を記録するしくみです。Windowsの日々の運用やトラブル発生時の対処、リソース増強計画など、システム管理者の主要な作業を支える貴重な情報源です。 しかし、イベントログの内容から、管理者が目的とする情報を得るのは容易なことではありません。イベントログは、あくまでシステムで発生したさまざまな事象を発生順に記録しているだけで、システムで何が起こっているのかを
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