数字で会社を読む 週刊ダイヤモンドで好評連載中の「数字で会社を読む」。各業界・企業を担当する第一線の記者が、ポイントを絞った財務分析で企業・産業に切り込みます。 バックナンバー一覧 危機下の社長就任から2年、津賀パナソニックが息を吹き返している。あくまで収益体質を重視すると公言した経営陣が、再び増収の高い目標を掲げた。 経営危機から息を吹き返しつつあるパナソニックが、連結売上高で「10兆円」という目標を三たび掲げている。 3月下旬、津賀一宏社長は事業方針説明会の冒頭で、創業100周年の節目に当たる2018年度に、事業規模で10兆円の会社を目指すという目標を語った。 「何度もトライしてはじき返されてきたが、今回はどうしても達成させたい」(津賀社長) 5年後の目標故に、緻密に数字を積み上げた公約ではないにせよ、全体の80%を構成するのは“非家電”の法人向け(B2B)事業だ。車載と住宅の両ビジネ
![【パナソニック】年商10兆円へ三度目の挑戦 試されるリストラ後の再成長](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/23b7ad6822f5159af257218fccc5c50d7be17260/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fdol.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F3%2F0%2F-%2Fimg_308d6fc03a55914a69a409ac8b4faf25327570.jpg)