検察が極めて恣意的に“逮捕したい人を逮捕する”ことに、多くの人が気づき始めています。 新聞やテレビなどのマスコミは“検察の広報部隊”と化しているので、この点についてネットメディアの意義は非常に大きいと言えます。 今日は“検察が逮捕したがる人の類型”をまとめておきます。 類型1:内部告発者、裏切り者 一時は自分達の仲間だったのに、内部告発しようなどという“ええ格好しい”はとりあえず逮捕。特にマスコミの取材をうけようなんてありえないので、速攻逮捕です。 例:三井環元大阪高等検察庁公安部長 平成14年に、検察内部での不正資金流用等について内部告発。 この件について、ジャーナリストの鳥越俊太郎氏とのインタビューが予定されていた。が、その予定時刻の数時間前に急遽、全然関係ない(超微罪)で別件逮捕される。 これにはマスコミも皆震え上がり、その後の報道はぴたりと止まった。 自分が勤めていた外務省の内幕を
見方によってはいい社会実験になったかもしれんね。 http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100107/crm1001070048001-n1.htm 「タダでお金を渡された人間が、そのお金をどう使うか」という。 個人的にはベーシック・インカムの可能性を示した気がする。 ベーシックインカム - Wikipedia 「ベーシック・インカムを導入したらどうなるか」を示唆しとるというか。 都は入所期限の18日までの就労活動用の交通費と昼食代として、入所者1人当たり計2万2千円を支給した(562人、総額約1236万円)。ところが、多くの入所者が活動費を受け取った直後に近くの小売店で酒やたばこを購入していたことが判明。店員は「朝から1万円札を握りしめた入所者が大勢並んで買い物に来ている。たばこがかなり売れ、酒やスポーツ紙などを購入する人も少なくない」と証言した。
お知らせするのが遅くなりましたが、技術評論社のWebマガジン「エンジニアマインド」で次の二本の記事が公開されています。 エンジニアのためのSoulHacks:SoulHack #10 仕事の中にある「空気」を意識しよう | エンジニアマインド … 技術評論社 エンジニアのためのSoulHacks:SoulHack #11 「世間」からの離脱というオプションを予め評価しておこう | エンジニアマインド … 技術評論社 今回は、「空気」と「世間」という日本教の二大キーワードについて、仕事との関わりから考えてみました。 この中で紹介しているこの本は、特にオススメです。 世間学への招待 (青弓社ライブラリー) この「世間学への招待」は論文集なのですが、冒頭の阿部氏の講演とそれに続く3本の論文が、「世間」というコンセプトのコンパクトで明解なまとめになっているように感じました。 この「世間」というコン
2008年10月13日22:30 カテゴリ書評/画評/品評Value 2.0 Conscienceは良心ではない - 書評 - 格差はつくられた 原著を注文しそびれていたら、訳書が献本されてきた。早川書房の小都様、いつもありがとうございます。 格差はつくられた Paul Krugman / 三上義一訳 [原著:The Conscience of a Liberal 初掲載2008.06.22; 著者のノーベル経済学賞受賞を受けて2008.10.13更新 すでに原著は、ちかちゃんが On Off and Beyond: 書評:クルーグマンのThe Conscience of a Liberal 「アメリカの貧富の格差が広がったのは、経済の国際化や技術の進歩による『自然な経済現象』ではなく、政策によるもの。一方、アメリカが最も栄えたのは政策的にミドルクラスを生み出した時代だった。国民のためにも
新制度が周知されていないのと同様、従来の老人保健制度に大きな問題があったこともまた、十分に知られていない。政府・与党はそこから説明が不足している。 あまり陰謀論的なことは言いたくないが、バカ騒ぎを吹いた勢力は軽率だったと思う。しかし、どうして民主党も墓穴を掘るかなあ。自民は道路特定財源で墓穴を掘るし。もうこの2政党廃止にして組み替えないと。 だが、小沢にそのビジョンはないだろうと思うし、この権力の組み替えは、実質的には地方と高齢者への抑制になる。その現存勢力が転倒するにはあと10年はかかるだろうし、そこまで焼け野原にならないと日本は再起しないのではないか。
中国ではイギリスやフランスなどで聖火リレーがチベット支持派に"妨害"されたことによって、"ナショナリズム"が盛り上がっています。そして、その矛先はチベット人やチベット独立派から、欧米の国民とメディアに移りました。 欧米の首脳や国民やメディアが、チベットに有利で中国に不利な歪曲した報道を繰り返している、と言うわけです。 大部分の日本のメディアや人々は、こうした"ナショナリズム"の高揚が、中国の報道統制にあると考えるのでは無いでしょうか。中国国内のメディアは国家の統制下にあるため、中国当局に不利な報道はしない。だから、中国国内外で発生している"真実"を知らないし、中国国外のメディアや人々がどのように受け止めているか知らない。現政権に有利な"大本営発表"でしか情報を得られないのだから、そうした"ナショナリズム"が巻き起こる....。 でも、こう考えるのは正しくないと思います。 ナショナリズムの先
バリ島海水浴でばりばりに日焼けした上にスキー焼けしたので、季節感のない色黒男になってしまった。 むかしはこういうのを「くろんぼ大会」と称したのであるが若い人はご存じないであろう。 1960年代までは夏休み明けに一番黒く日焼けした子どもを学校で表彰していた。 たいへんよい企図のものであったと思うのだが、「くろんぼ」がご案内のとおりポリティカリーにコレクトではないということで使用禁止用語となり、ついでに「よく遊んだこと」を肌の黒さを基準に考量し、これを讃えるという風儀もまた失われたのである。 ポリティカル・コレクトネスによる用語制限によって私たちが得たものと失ったものはどちらが多いのか、ときどき疑問になる。 自分の語法に伏流するイデオロギー性を自己検閲する習慣を定着させたという功績はむろん高く評価されねばならぬ。 だが、PC の難点は「自分の語法に伏流するイデオロギー性を自己検閲する習慣に伏流
『ポル・ポト ある悪夢の歴史』(フィリップ・ショート 白水社)を読む。 1975年からおよそ三年のあいだカンボジアを支配し、恐ろしい粛正によって150万人の自国民を殺害したクメール・ルージュの指導者ポル・ポト(本名サロト・サル)の伝記である。徹底した秘密主義を貫きとおし、自分の本心も決してあかさなかった男の生涯を膨大な資料からあぶり出す力作。一気に読まされた。 興味深い指摘は多々あるが、いちばんなるほどと思ったのは劣等生だったポル・ポトをはじめ、イエン・サリやキュー・サムファンといったクメール・ルージュの指導者たちが、いずれもマルクスをちゃんと読んでいなかったという話である。『共産党宣言』はともかく、『資本論』は難しすぎて読めなかった。だからクメール・ルージュの革命思想は本当にマルクス主義なのかどうかもよくわからない、というのだ。むしろカンボジア伝統の上座仏教の影響を強く受けているとされる
久しぶりのお休みなので、9時まで朝寝をする。 玄米を炊いて、納豆と卵と若布の味噌汁と昆布で朝ご飯。 洗濯をしてから、推薦入学者のレポートを読んで添削してゆく。 面白い仕事ではあるのだが、数が多いのでたいへんである。 気がつくともう昼過ぎ。 本日は取材が二件あるので、あわてて部屋を片付ける。 2時からSightの取材。 お題は「福田政治の中間報告」。 どうして私のようなシロートにそのようなことを訊きにわざわざ東京からお越しになるのか、その意図がはかりしれぬが、とりあえず思いついたことをお話しする。 前にも書いたが、福田康夫は安部晋三の「暴走」にブレーキをかけるという政治史的要請に応えて登場したわけである。だから、その責務が「政治過程の停滞・政策の非決定・拱手傍観」であるのは理の当然であり、その点で福田首相はたいへんよくその負託に応えてお仕事をされているのではないかという感想を述べる。 メディ
バラク・オバマ上院議員が5日のアイオワ州の民主党党員集会で勝利を収めた。本命だったヒラリー・クリントン上院議員は意外にも第三位。 さて、アメリカ大統領選挙はどうなるんだろう。 という話を温泉に浸かりながら兄と話した。 兄も私も、現段階ではオバマさんが選ばれるだろうと予測している。 こういうところではアメリカの「底力」は侮れないよ、というのが私たちの共通見解である。 町山さんと前にお会いしたときに、アメリカで文化的なイノベーションを担っているのはつねにマイノリティであるという話を伺った。 音楽もファッションはほとんどが黒人かヒスパニック起源のものだし、現在のコンピュータ業界は中国系とインド系で持っている。 WASPは何もクリエイトしていない。 でも、この人たちは全員が「アメリカ人」なのである。 あの国は「後から来た人」がイノベーションを担うように構造化されているのである。 既存の業界は既得権
来る通常国会では先日報道された未成年の携帯電話に対するフィルタリングの既定有効化だけでなく、有害サイト排除へ向けた独自法案の提出も準備されているようだ。わたしも三児の父として子供たちのネット利用に当たっての安全には強い関心を持っているが、規制する前に議論すべき様々な論点が俎上に上がっていないことに強い違和感を感じる。「子供を守るために」と前面に出されると反論し難いが、法制化の前に議論すべき課題が山積している。 民主党は18歳未満の若年者が犯罪に巻き込まれるのを防ぐため、インターネット上の違法・有害サイトの削除をプロバイダーなどに義務付ける法案の国会提出に向け、党内調整を始めた。 違法・有害サイトと一括りにされるが、違法サイトを削除するための法律は既に整備されている。いわゆる「プロバイダ責任制限法」だ。違法サイトの通報を受けて削除すれば、プロバイダは免責されるという法律だ。この法律は、詐欺や
昨日、新聞を読みながら、朝のワイドショーを見ていたら、コメンテーターの寺島実郎が、年金のことで、公約かどうかはもういいから、誰が入力したのか、データがどう合わないのか具体的に精査して責任を明らかにしなければならないと、しごくあたりまえの意見を言ったら、隣に座っていた江川紹子が、すぐに寺島の言ったことを否定するように、首相の言葉は軽い、公約は公約だから、それがいい加減では、私たちは何を信じていいのか分からなくなるとお茶の間の正義を振り回したのには驚いた。ジャーナリストの言葉はかくも軽いものらしい。 わたしは年金の名寄せの話を聞くたびに、いったいデータ・ベースのシステムはどうなっているのか誰も説明してくれないので、イライラが募った。開発を請け負った会社にちゃんと説明させたらいいじゃないか。あるいはジャーナリストが調べればよい。 データ・ベースを構築するときは、あらゆることを想定して作るのだろう
このドメインは お名前.com から取得されました。 お名前.com は GMOインターネット(株) が運営する国内シェアNo.1のドメイン登録サービスです。 ※1 「国内シェア」は、ICANN(インターネットのドメイン名などの資源を管理する非営利団体)の公表数値をもとに集計。gTLDが集計の対象。 ※1 日本のドメイン登録業者(レジストラ)(「ICANNがレジストラとして認定した企業」一覧(InterNIC提供)内に「Japan」の記載があるもの)を対象。 ※1 レジストラ「GMO Internet, Inc. d/b/a Onamae.com」のシェア値を集計。 ※1 2020年8月時点の調査。
うう疲れたよ。 鏡を見ると、目の下にくろぐろと隈ができている。 金曜日は会議デーである。 学生相手に笑い話をしているうちに基礎ゼミはあっというまに終わり、専攻ゼミのためのご案内のあとは、入試委員会、学務委員会、人事委員会、合否判定教授会、教授会、人事教授会、ヒミツの会議と7連荘。 1時から始まった会議がノンストップで8時過ぎに終わり、よろよろと帰宅。 帰り道でイカリに寄って鶏肉と野菜と豆腐としらたきを買って、池上先生からいただいたきりたんぽを鍋に仕立てて食べる。 美味である(池上先生ごちそうさまです)。 風呂上がりビールをぐふ〜と飲みながら、「どうしてこんなに会議が多いんだ・・・」とためいきをつく。 会議が多いのはそれだけ「解決すべき問題」が多いからである。 「解決すべき問題」が増えるには外的理由と内的理由がある。 少子化による大学淘汰を生き延びるための仕事や文科省や大学基準協会の課すペー
まずは明るいニュースから。米国勢調査局(U.S. Census Bureau)が8月28日に発表した年次報告によれば、2006年度にアメリカ合衆国の世帯収入は2年連続で上昇し、貧困率は前年よりも減少したという。報告にあわせてブッシュ大統領は「2006年度の所得増加は大幅なもので、全ての所得部門まで広範に及んでいる」「貧困率は著しく改善した」と高らかに宣言した。 もっと明るいニュースもある。米国の民間調査団体、公正経済連合(United for a Fair Economy)と政策研究協会(Institute for Policy Studies)が8月30日に発表した共同調査報告「Executive Excess 2007」によれば、2006年度におけるフォーチュン誌認定上位500社CEOの平均年収は1,080万ドル(約12億5,020万円)で、一般労働者の年収に比較して364倍だった。2
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