検察が極めて恣意的に“逮捕したい人を逮捕する”ことに、多くの人が気づき始めています。 新聞やテレビなどのマスコミは“検察の広報部隊”と化しているので、この点についてネットメディアの意義は非常に大きいと言えます。 今日は“検察が逮捕したがる人の類型”をまとめておきます。 類型1:内部告発者、裏切り者 一時は自分達の仲間だったのに、内部告発しようなどという“ええ格好しい”はとりあえず逮捕。特にマスコミの取材をうけようなんてありえないので、速攻逮捕です。 例:三井環元大阪高等検察庁公安部長 平成14年に、検察内部での不正資金流用等について内部告発。 この件について、ジャーナリストの鳥越俊太郎氏とのインタビューが予定されていた。が、その予定時刻の数時間前に急遽、全然関係ない(超微罪)で別件逮捕される。 これにはマスコミも皆震え上がり、その後の報道はぴたりと止まった。 自分が勤めていた外務省の内幕を
先日、亀井大臣が「日本で家族間の殺人事件が増えているのは、(大企業が)日本型経営を捨てて、人間を人間として扱わなくなったからだ」という発言をされていて吹き出した。 このおじさんは本当に巧い。彼は元警察官僚で、殺人という罪の性格、その背景も含めよーくご存じのはずだ。それをああいう形で出してくる。ちょっくら経団連の雑魚どもにジャブでもかましとくか?って感じなんでしょう。 で、一ヶ月くらい前に河合幹雄さんという法社会学の学者さんのインタビュー番組を見たのを思い出した。実はちきりんは大学では法学部で刑法のゼミにいたので、犯罪学にはそこそこ関心があります。というわけで、その番組で取り上げられていた話から覚え書き的におもしろかった点をまとめておきます。 1.日本は欧米先進国と比べて極めて治安のよい社会である。 人口比の強盗や強姦などについて、米国は日本の100倍、欧州でも数十倍、という国が多い。日本は
加藤智大容疑者による秋葉原通り魔殺傷事件は、無辜の市民を殺傷した凶悪な事件であり、容疑者はいかなる責任をも免れるものではない。 しかし、加藤容疑者のような派遣労働者が人間扱いされてなかった事実もまた動かしがたい。秋葉原通り魔殺傷事件は、派遣労働者を受け入れてきた現場に、大きな衝撃を与えた。 中日新聞より。 【静岡】東京・秋葉原の無差別殺傷事件 派遣社員抱える県内企業にも衝撃 2008年6月11日 東京・秋葉原の無差別殺傷事件は、県内の大手企業にも衝撃を与えている。派遣社員を生産現場の「支え」としているケースが多いだけに、容疑者が「県内の工場で働いていた派遣社員」であり、労働環境に不満を募らせていたという点が重くのしかかる。「万一、悲劇が繰り返されれば、企業イメージも傷つきかねない」と人事担当者ら。企業側は、派遣社員の心のケアや派遣元との連携強化などに乗り出す方針だ。 「大きなショックを受け
作家石原慎太郎は、前にいたやじ馬の尻に銃弾が当たるのを見た。 昭和40年7月、うだるような暑さに包まれた東京の夕刻。渋谷でのことである。 すでに渋谷は異様な事態に陥っていた。駅前(タワレコのほうだった……)にある「ロイヤル銃砲店」をぐるりと警官やパトカーが取り囲み、またその周囲には、ライフルの銃弾が無差別に飛び交っているにもかかわらず、数千人のやじ馬が集まっていた。石原もまた「渋谷がえらいことになってるぞ!」と友人から聞き、三崎のヨットハーバーに向かう予定を変更して、やじ馬の一人にくわわったのだ。 すでに山手線もストップしてしまい、まるで電線に止まった鳥のように線路には多くの人々が集まっては、事件の行方を見つめつづけ、あるいは店に向かって投石を繰りかえしていた。空には爆音を轟かせながらヘリコプターも飛んでいる。ロイヤル銃砲店に立てこもった少年が次々とライフルを発砲し続けたため、警官とやじ馬
『戦前の少年犯罪』さっそく買いました。Amazonは在庫切れ、紀伊国屋の新宿2店も在庫切れだったんで、紀伊国屋本店の向かいのジュンク堂でみつけました。棚からはなくなっていて奥の方から出してくれました。すごい人気ですね。はっきりいって面白過ぎて仕事になりません。第7章『戦前は桃色交遊の時代』を読みながら、携帯フィルタリング義務化に対するスタンスを考えているところです。 さて『戦前の少年犯罪』の著者の方が、前エントリでご紹介させていただいた失業率の犯罪件数の相関に対して疑問を呈され、失業率を基にして刑法犯認知件数をノルマに設定しているのではないかという仮説を提起されています。非常に興味深い仮説ですが、他にも可能性は考えられるのではないでしょうか。 9割近くの検挙率を2%くらい変動させる操作が、全体のトレンドにどの程度の影響を与えるのか。また検挙率を上げるための操作が同じ程度に恒常的に行われてい
2008年01月16日15:45 カテゴリMathArt 「九割は説明がつく」の説明の九割はこじつけ これを見てすぐおかしなことに気がついて、なぜそうなのかと考えたらある結論に達して、それについて[あとで書く]にしておいたら.... 戦前の少年犯罪 管賀江留郎 犯罪の九割は失業率で説明がつく重決定係数は0.91089、定数項と係数のp値はそれぞれ、1.83×10−19、2.55×10−26であった。とんでもなく有意である。 まさに相関45度(笑) 真打ちの「戦前の少年犯罪」の中の人が登場していた。 少年犯罪データベースドア:考える前にやるべきことがあるだろ 検挙率が変わるほど大幅な恣意的操作がなされている認知件数がどうして相関するのか? 基礎となる人口が変化しているのに、「率」と「数」がどうして相関するのか?人口当たりの認知率と失業率という「率」と「率」、認知件数と失業者数という「数」と「
松尾匡のページ 08年1月14日 犯罪の九割は失業率で説明がつく (追記:1月16日, 再追記:1月17日) 続報あり。以下の分析結果には「誤差の系列相関」という問題がありました。続報ではその解決に取り組んでいます。 再追記:08年1月17日 下の方の昨日書いた追記で、管賀江留郎さんからいただいた批判のエントリーの中で言われていた、「警察がデータを操作したため相関する」という「説」について、管賀さんご自身の説であるように表現した一文がありました。私自身、本気で言われていることかどうかは疑わしいと思っていましたが、ネタと断定することもできず、ああいう表現になりました。 このたび管賀さんとのやりとりの中で、これが管賀さんご自身信じておられない、いわゆる「釣り」のネタであることが明らかになりましたので、当該の表現を削除して訂正します。管賀さんはこれがひとつの積極的主張として一人歩
「殺人事件」というキーワードでGoogleニュース検索をかけてみる。俗物的世代論の話は前にも書いたことがあるんだが、同種のネタを、少しアプローチを変えて再び。 以下、考えてみれば当然の、何をいまさら話。見た目不謹慎ぽく(本人はいたって大真面目なんだが)、かつどちらかというと救いのない話なので、そういうのが嫌いな方にはお勧めしない。 検索トップに出てくるのは広島県の保険金目的放火殺人事件に関する無罪判決のニュース。これは無罪の話だからおいとこう。次は「神戸テレクラ放火殺人」事件に関して死刑判決が出たというニュース。被告はテレクラ元経営者(66)。 その次の「浅見光彦祭り」はおいといて、その次の「勿来の殺人事件でいわき南署に本部長賞状」というニュースも犯人の年齢が出てないのでパスして。次の久留米の連続殺人事件の話は未解決なので犯人は不明だが、「30‐50歳の男1人による犯行」とみられる由。その
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http://d.hatena.ne.jp/FUKAMACHI/20070829 しかし自分だって恵まれた地点に立っているからそんな事が言えるのかもしれない。どういう境遇にあったのか分からなければ本当の所は分からない。で社会にもっと隙があれば彼らも銀行強盗でも企てたかもしれないと思った。銀行の損害は保険で支払われるから大丈夫誰も損はしない。その発生時点までは。そうすればあのような被害者を生む事もなかったのではないか。社会の防犯とかセキュリティが厳しくなればなるほど加害者はより実現可能な行動になるしかないわけでそれが普通の一般市民の女性に向かうということがいえる。つまり社会のセキュリティの向上が一般市民をより危険な立場に追い込んでいるともいえる。なんていう矛盾。銀行は国に借金まで帳消しにしてもらって指紋認証などでセキュリティを高め自分達は被害に遭わずに一般市民を犠牲にしているのだ。結果的にだ
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